平塚市内には東海道線の平塚駅しか鉄道の駅はないが、神奈川中央交通(以下、神奈中)のバス停に「駅」と付くところが2つあり、「金目駅」と「豊田本郷駅」がそれにあたる。これはかつて、国鉄(現JR)と神奈中が連絡輸送を行っていた名残である。 連絡輸送は、今でも鉄道各社間で行われており、例えば、JR平塚駅で藤沢乗り換えの小田急線善行まで切符が買えるのも連絡輸送という取り決めがあるためであり、このような切符を連絡乗車券と呼んでいる。つまり、「駅」という名が付いたバス停では、バス会社が出札窓口を置き、バスの切符に加え、協定を結んでいる鉄道の駅までの連絡乗車券を買うことができた。また逆に、鉄道の駅でバスの駅までの切符を買うこともできた。このため、「(神奈中バスの)金目駅→(国鉄の)東京駅」とか、「(国鉄の)茅ヶ崎駅→(神奈中バスの)豊田本郷駅」という切符が発売されていたのである。このようなバスの駅は古くか
リンク先は、バス停検索。全国の路線バス停留所位置を地図や住所から探せます。 伊勢原駅から豊田本郷駅まで 伊勢原駅から、平塚駅のバスに乗り込むと、まず高低差のある道を通ります。意外と伊勢原駅周辺は谷戸が入り組んだ地形なのだななどと考えていたら、坂を下り、県道61号平塚伊勢原線はまっすぐな道となりました。水田が広がる、のんびりとした光景です。 ほどなくして、田んぼから家が立ち並ぶ車窓へと変わったと思ったら、東海道新幹線の高架をくぐります。 「次は、豊田本郷駅、豊田本郷駅……」と、自動音声は何のためらいもなく「駅」と読み上げます。こんなところに鉄道の駅はありません。車内の行き先表示器を見ると「駅」が「Sta.」ではなく「EKI」と書かれていました。 高架をくぐった先にある豊田本郷交差点を、平塚駅行きのバスは左折して脇道(旧道)へ入ります。入った先にあるのが、今回取り上げる豊田本郷駅です。 豊田本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く