「更年期障害=女性特有」の症状と安易に考えるのは、非常に危険! 男性も発症するうえ、症状に気づきにくいぶん重症化しやすい側面さえある。長引く自粛生活で誰しもストレスを抱えているなか、着実に忍び寄る男性更年期障害の実態とは? 今回は自分でできる更年期障害対策、「食生活」について考える。 男性ホルモンを少しでも増やし、以前の体を取り戻したい。そんな人へ、医師でメンズヘルス専門家の平澤精一氏がまず提案するのは「食事面の改善」だ。 「男性ホルモンはコレステロールから作られるので、肉などの良質なタンパク質の摂取は重要。また、ニンニクやネギ、ニラなどのアリシンが含まれた臭いの強い野菜も、男性ホルモンの分泌を促すので、タンパク質と一緒に取ると効果的です。 あと、牡蠣やレバー、ナッツなどに含まれる亜鉛も欠かせない栄養素のひとつですね」