ジャイアンのうつ状態や身体症状は難治性の経過となることが多い。最近私はこういうケースを攻撃性の発散との関連で考えるようになった。 ODや自傷、摂食障害もあるボーダー型依存型ジャイアンの女性ケースは、不思議なことに攻撃性を自覚しない。明らかに腹が立つ場面で、「悲しくなる」と言う。 それで居て、激しい不安、「悲しい気分」、「自分が悪い」という自傷衝動、希死念慮は、決まって怒りが生じるべき場面で悪化する。 ボーダー型依存型ジャイアンは状況察知能力の高い「空気が読める」ジャイアンが、多くはAS親からの支配溺愛の環境で生育して出来上がる。 「自分を溺愛する力を持った親さえゲットしておけば何でも思い通りになる」という環境で、その親に対してはジャイアン特有の攻撃性を出さないことで依存を継続するスタイルを身に着ける。 自分の衝動のコントロールは「この親に見捨てられないために」であり、幼少期にこのスタイルが
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