このサイトは、東京の「現在」から「歴史」=「過去」を読み解くことによって、「現在」に生きる私たちが「歴史」=「過去」とどのようにかかわっているのかということを考えることを目的とする。 福島第一原発の状況が日々悪化している。ネットや新聞などを注視していると、連日、さまざまな方面から異常事態の報告がなされている。このブログでそれらを書いても、すぐに改訂版を出さなくてならないほどだ。しかし、これらの異常事態は大々的にはあまり報道されず、さまざまな異常事態を関連づけて考察するような報道は見られない。東電が出してくる情報をただ流している(それも十分ではなく)という状況なのだ。 前回のブログで、7月18日に3号機から「湯気」が発生しているということを書いた。そのことを東電から報道機関に伝えたメールでは、ホウ酸水注入の用意ができていることも述べられている。ホウ酸水注入は原子炉の臨界を防ぐための手段である
福島第一原発の敷地から海へ今も汚染水が漏出し続けていることを記者会見で、しぶしぶ認めました。 2011年3月の発災後から、誰もが敷地内から汚染水が海洋に漏れているのではないかと疑ってきました。 2013年6月には、放射能汚染水のタンクから漏れ出た汚染水の中にトリチウムという一般には聞きなれない放射性物質が含まれていることが明らかなりました。 同じく、6月に海側の井戸で高濃度の放射性物質が検出され、さすがの原子力規制委員会も海洋拡散への疑念を示すこととなったのです。 前々からの記者会見で、東電の隠蔽の臭いを嗅ぎ取った記者たちの「データを出して欲しい」との要求にも一切応じず、いたずらに時間を引き延ばしてきたのです。 2013年7月25日の定例記者会見で、東電福島復興本社の石崎芳行代表は、「東電本店から『海洋漏出していることを発表せざるを得ない』という趣旨の電子メールを20日に受け取った」ことを
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向け、研究機関や電力会社など17の機関が一体となって研究開発を進めるための新たな組織が設立され、1日、茂木経済産業大臣から認可書が交付されました。 新たに設立されるのは「国際廃炉研究開発機構」で、原発の製造メーカーや電力会社など17の企業や政府系の研究機関から500人以上が参加します。 茂木経済産業大臣が、1日、機構の理事長をつとめる京都大学原子炉実験所の山名元教授に対し「福島県民や国民の期待は高く、関係者が一丸となって、すばらしい成果を挙げていただきたい」と述べて認可書を手渡しました。 福島第一原発の廃炉は、世界でも例のない技術的に難しい作業で、最長で40年に及ぶとされています。 機構では、廃炉作業が順調に進むよう、溶け落ちた核燃料を取り出す技術の確立や、放射線量が高い場所でも遠隔で操作できるロボットの開発など、幅広い分野の研究開発を共同で行うことにし
地中深部でも高濃度セシウム=2号機海側トレンチ−福島第1 地中深部でも高濃度セシウム=2号機海側トレンチ−福島第1 東京電力福島第1原発2号機タービン建屋海側のトレンチ(ケーブル用配管トンネル)で、高濃度の放射性セシウムなどが含まれる汚染水がたまっている問題で、東電は1日、近くのトレンチに掘った穴の地下深くから採取した水でも1リットル当たり最大9億5000万ベクレルのセシウムを検出したと発表した。 7月31日に海から65メートルの地点で深さ1メートル、7メートル、13メートルからそれぞれ採取し測定した結果、13メートルの水のセシウム濃度が1リットル当たり9億5000万ベクレル、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度も5億2000万ベクレルだった。1メートル、7メートルの水のセシウム濃度はそれぞれ3億4000万、3億5000万ベクレルだった。 また、塩分濃度も深さ13メートルの
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が増加し続けている問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は31日、定例会見で「かなり深刻で、切迫している」と述べた。 田中委員長は「汚染されていない水を捨てる了解をいただかないと、原発の後始末は不可能」とし、放射性物質濃度が基準値以下の水は海洋放出が必要との認識を改めて示した。東電に対しては「必死になって頼む姿勢が足りない」と述べ、引き続き漁業関係者らを説得するよう求めた。 同原発では汚染された地下水が海へ流出していることが判明し、東電への不信感が高まっている。汚染前の地下水の海洋放出にめどは立っていないが、田中委員長は「(海へ)捨てさせてくださいと言うのは私たちの仕事ではない」とも語った。
福島第一原発で、放射性物質に汚染された地下水が海に流出している問題で、東京電力は先月31日夜、海水から放射性ストロンチウムが検出されたと発表した。 ストロンチウムが検出されたのは、高濃度の放射性物質が検出された観測用の井戸から約300メートル離れた場所。6月26日に採取した海水から1リットル当たり7.4ベクレルが検出された。これは、国が定める海への放出基準である30ベクレルは下回っている。 一方、別の場所の海水からは、1リットル当たり3100ベクレルの放射性トリチウムが検出された。この数値は国が定める海への放出基準である6万ベクレルは下回っているが、これまで検出されたうち最高だった2300ベクレルを上回る数値。 東京電力は、原因について「あらゆる可能性を考えている。今後、よく見極めていきたい」と話している。
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