埼玉で殺人事件発生。県警は怨恨の線で捜査。 同日午後、東京にて殺傷事件発生。共に被害者が元厚生事務次官であることから連続事件の疑い。警察庁が警視庁、埼玉県警、公安等を呼びつけ異例の会議。連続事件を念頭に置き第三の事件を防げとの指示。 翌々日午前、鎌倉にて殺人事件発生。被害者は元厚生事務次官。同一犯かと思われたが東京での事件と目撃証言が食い違う。中肉で160cmくらいの30代という東京に対し、痩せ形で180cmくらいの20代という鎌倉。疑いつつもそれぞれの目撃証言を基に捜索。 翌日午後。東京にて殺人事件発生。ただし被害者は自民党議員。目撃証言は乏しいものの、小柄な20代と、いずれの事件とも異なっていた。議員が殺害されたことにより対策が更に厳重に。警察官の重点的な見回り、重要人物には直接の警護がつくこととなった。捜査本部の方針も転換。同一犯の連続事件から組織的なテロと断定。公安から情報が提供さ