【上海=金順姫】中国の鳥インフルエンザ(H7N9)の問題で、国家衛生・計画出産委員会は9日、「全国で感染者は減少傾向にあり、拡大は抑制された」と発表した。上海市のほか江蘇省、浙江省など計7市省で警戒態勢を解除したことも明らかにした。 5月に新たに確認された感染者は5人。当局は生きた鳥の取引停止などの対策が効果を上げたとしている。また同委は6月から、感染者に関する情報発表を月1回に減らすとした。 H7N9型ウイルスが初めて人に感染したことが公表された3月31日以降、中国本土での感染者は計132人、うち死者は39人。このほか台湾でも1人の感染が確認された。 関連記事H5型鳥インフル、1羽の陽性確認 宮崎の養鶏場(6/3)哺乳類でも近くで容易に感染 中国で拡大の鳥インフル(5/24)(地球24時)家族に感染者、3例目 中国の鳥インフル(4/30)中国鳥インフル、山東省でも家族内で複数感染(4