2009年05月16日23:30 カテゴリ書評/画評/品評Math 無の無限の可能性 - 書評 - 異端の数ゼロ 早川書房より献本御礼。 異端の数ゼロ Charles Seife / 林大訳 [原著:Zero:The Biography of a Dangerous Idea] ゼロ=無が持つ無限の可能性を人類がどうつきあってきたかを語った渾身の一冊。これが面白くないという人は、ゼロを全く知らない人か神かどちらかだろう。そして、本書に何ら不満を抱かないという人もまた、そのどちらかだ。本書は不満が魅力となる、まさにゼロ的な一冊なのだ。 本書「異端の数ゼロ」は、ゼロという得意な数の歴史をたどった、類書ゼロの単行本を〈数理を愉しむ〉シリーズとして文庫化したもの。このシリーズは「はじめての現代数学」、「物理と数学の不思議な関係」など、傑作ぞろいで、そのことだけでも本書の品質がうかがえる。 第0章
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