2013年04月23日16:15 カテゴリ書評/画評/品評Logos Making of a World - 書評 - 辞書を編む 辞書を編む 飯間浩明 担当編集者の三野さんより献本御礼。余談だが彼女は「新書がベスト」の担当編集者でもある。 その「新書がベスト」にも書いたとおり、新書の愉しみの一つは「その道のプロゆえ、ライターとしてはプロではない」著者による「裏話」にある。しかし「その道のプロ」に「辞書編纂者」を持ってくるというのはありそうでなかなかなかった。これは弾言するしかない。この本を愉しめぬ人は書物というもの自体愉しみ難い、と。 本書「辞書を編む」は、三国こと三省堂国語辞典の編修委員による、"The making of a dictionary"。辞書ではわからない辞書の世界が、ここにある。 では、辞書とはなんだろう。辞書自体にたずねてみた。 このとおり、辞書によってもその定義は異