野田首相は9月13日、衆参両院本会議で就任後初の所信表明演説を行った。東日本大震災の復旧・復興と日本経済の立て直しを政権の最優先課題として提示。同時に、世代間の公平性を実感できるような社会保障制度の構築、外交面では経済連携協定の締結を進めることを表明した。 演説の最後では「この歴史的な国難から日本を再生していくため、この国の持てる力のすべてを結集しようではありませんか」と訴え、衆参で与野党が逆転するねじれ国会の中、議論を通じて合意を目指す方向性を示した。所信表明演説の模様を、首相官邸公式Webサイトの動画(参照リンク)をもとに詳しくお伝えする。 政治に求められるのは「正心誠意」 野田 第178回国会の開会に当たり、東日本大震災、そしてその後も相次いだ集中豪雨や台風の災害によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。また、被害に遭われ、不自由な暮らしを余儀なくされている被災者の方々に、改め