RER(高速郊外鉄道)に乗って最寄りの駅を降りると、眼前に巨大なスタジアム「スタッド・ド・フランス」が現れる。駅から真っ直ぐに伸びた歩道を5分ほど行くと、その目的地にたどり着く。12日にスタッド・ド・フランスで行われた日本対フランス戦。日本代表は2001年に0-5で大敗した“サンドニの悲劇”以来、実に11年半ぶりにこのスタジアムを訪れた。 スタッド・ド・フランスに学べ 所在地であるサンドニはパリ郊外とはいえ、地下鉄の最寄り駅もあってスタジアムへのアクセスは良い。収容人数は8万人。1998年に行なわれたフランスW杯のメーン会場であり、以降も欧州チャンピオンズリーグで2度、ファイナルの舞台にもなっている。 観客席は屋根に覆われ、傾斜をつけてどの角度からも試合が見やすいように工夫されている。客席の一部は可動式で、サッカーやラグビーの試合が行われる時はピッチまでの距離を縮める。、そのため、ゲームの