こんにちは。ライターの古屋敷圭です。前回の記事では、高齢化率と空き家率の正の相関関係に注目し、「首都圏郊外の限界集落でお値打ちの良物件に出会えるか?」を検証しました。 前回取り上げたのは、都心まで通勤圏内にありながら、高齢化率が40%を超える横浜市南部の某ニュータウン。調査の結果、物件の流動性が低下して新たな住人が流入せず、じわじわと高齢化が進む実情が浮き彫りになりました。 仮に多数の空き家があったとしても、このように新たな住人が現れにくいということは、要するに不動産投資には全くもって不向きなエリアということ。高い賃貸需要が望めない以上、「都会の限界集落=不動産投資のチャンスがあるエリア」ではないわけです。まあ、当たり前の話ですね……。 一方、最近では東京23区内にも限界集落が存在するとの報道が増え、にわかに注目を集めています。郊外型ニュータウンの多くは既成の市街地から遠く離れた山林や丘陵