ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (106)

  • 盗聴よりひどい英大衆紙の実態

    先週、メディア王ルパート・マードックの保有する英メディア大手ニューズ・インターナショナルが、傘下のニューズ・オブ・ザ・ワールドを廃刊すると発表し、大きな衝撃が走った。ニューズ・オブ・ザ・ワールドは168年の歴史をもつ老舗の大衆紙で、これまでも安定した利益を挙げていた。 ところが同紙は、盗聴疑惑によって非難の嵐にさらされるようになった。同紙はこれまで、殺人事件やイラクやアフガニスタンで亡くなった兵士、2005年のロンドン同時多発テロの犠牲者など、事件の被害者の身内の携帯電話から、留守番電話のメッセージを盗聴したとされている(政治家や有名人の留守番電話も盗聴していた)。 読者と広告主からボイコットされて経営が立ち行かなくなることは目に見えている。同社は人々の激しい怒りを封じ込めるために廃刊を決断したようだ。 彼らのやったことには嫌悪感を覚えたが、正直言って驚きはしなかった。イギリスの新聞、とり

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    daruism 2011/07/11
    ひどい話だが、下世話趣味は洋の東西を問わないんだな…
  • 「統治も辞任もしない首相」ギリシャにも

    アメリカ生まれのパパンドレウ首相には、議会と国民の心を掌握する指導力もデフォルト危機に対処する経済知識もない ギリシャのパパンドレウ首相は、父親も祖父もかつて首相を務めたという政界のサラブレッド。だが、ギリシャ政界に半世紀以上に渡って君臨してきた名門パパンドレウ家は今、「退場」の瀬戸際に追い込まれている。 膨大な国家債務を抱え、デフォルト(債務不履行)の危機に直面してから1年あまり。EU(欧州連合)とIMF(国際通貨基金)の支援を得るために数々の厳しい財政再建策を打ち出してきたにも関わらず、ギリシャ財政は再び破綻の縁に立たされている。 国会は6月27日から3日間の予定で、財政再建の中期計画を審議している。EUから次回の融資の条件とされているこの法案が29日の採決で否決されれば、デフォルトに至る可能性が高い。 ギリシャがこの1年間、国際社会からの支援と引き換えに行ってきた歳出削減と増税は、ギ

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    daruism 2011/06/28
    ギリシャ「にも」ね・・・アトハドコダロウナー
  • 東京脱出組の私が帰り着いた「居場所」

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 最近はタクシーに乗るたび、運転手とこんなやりとりをする。「お国は?」「フランスです!」「フランス? 3月11日からの原発危機でフランス人は日からいなくなったと思ってましたよ」 原発事故が発生してからフランス人は一斉に日を脱出したと思われている。私もその1人だ。 私は取材で3月12日に福島と仙台に入り、19日まで滞在。19日に東京に戻り、フランス政府が在日フランス人の一時帰国用に用意したチャーター機に乗った。そして3月30日にまた東京に戻ってきた。今後もここにいる、という決意とともに。 私が日を離れたのは、フランスにいる家族のためだ。彼らが福島の原発事故のニュースを見て大騒ぎしたことが、在日フランス人の出国パニックの引き金になった。パリに向かう機内で話をした人のほとんどが「親を安心させるため」に帰ると言っていた。 在日フランス大使館は緊急に24時間

    東京脱出組の私が帰り着いた「居場所」
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    daruism 2011/05/30
    『長所も短所も受け入れるべきだ』ここ重要。でも、普段は「無いこと」にしていざという時に大騒ぎしちゃうんだよね、短所。非常によくない。
  • 「非リア充」のアルカーイダからアラブ革命の「リア充」へ

    どうも日人は、「反米武装勢力とは、絶大な統率力を持ったボスキャラが支配する邪悪な組織」、と考えがちらしい。ビン・ラーディンが米軍に殺害されて、一週間。「これでテロ集団アルカーイダも終わりだ」と、勧善懲悪映画のラストを見るようなはしゃぎ方が、日のメディアに見られる。 米政府がはしゃぐのは、よくわかる。オバマはブッシュが始めた泥沼の「対テロ戦争」に「勝った」と宣伝できるし、9-11後、米国が抱えてきたトラウマからの卒業というイメージを、国民に提供できる。なによりも9-11後10年にあたる今年の中間選挙には、使える材料だ。 しかし、アルカーイダと呼ばれるネットワークは、ビン・ラーディンが消えたからといって、芋づる式に組織全体が崩壊するような類のものではない。いやむしろ、ビン・ラーディンが象徴していたアラブの若者のトレンドは、すでに一昔前のものとなっている。 アラブ社会のネット事情と若者の過激

    「非リア充」のアルカーイダからアラブ革命の「リア充」へ
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    daruism 2011/05/10
    ひっでぇタイトル(笑)と思ったが、中身はだいたいそのとおりかなって思う。日本のメディアがはしゃいでるところは見たことがないが。
  • 風評のパワーを甘く見てはいけないのではないか?

    風評というのは「感情論」であるのは間違いありません。 それは、現在進行形の事象ではなく、過去の現象を振り返れば容易に分かることです。例えば「新型インフル」騒動がいい例でしょう。「水際作戦」といって検疫官の方々にまるで放射線防護服のような格好をさせて成田着の北米便の「疑い例」を調べさせたり、短期留学で感染者を出した学校に犯罪者のような視線が浴びせられたことなどは、今では完全に記憶の彼方の話です。 他にも色々な例があります。9・11の同時多発テロの直後に、日の企業が「海外出張自粛」をしたために、全く無関係なドイツの書籍見市「フランクフルト・ブックフェアー」の日関係のブースが空っぽになって顰蹙を買ったこと、同じく9・11の直後「米軍基地がテロリストに狙われる危険」を理由に、土の学校が沖縄への修学旅行を「自粛」したこともありました。こうした事件も、今では完全に過去形です。 勿論、風評は日

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    daruism 2011/04/08
    『風評などという甘い言い方ではなく「誤解」「誤認」であると厳しい言葉を並べ「科学的根拠を耳が痛くなるぐらい強調」して対抗すべき』理屈は正しいが、効果があるか疑問。人は自分の信じたいものしか信じない。
  • そのとき、記者は......逃げた<全文>

    恐怖の生中継 福島原発の2度目の爆発を知り、「逃げたほうがいいか?」と動揺するCNNのアンカー(仙台) YOUTUBE 大災害は人間の性をあらわにし、その強さを試す。一瞬にして日常が非日常に取って代わられたとき、人はどう振る舞うか。泰然と構えて冷静さを保ち、周囲に気配りを見せられるか──それとも、パニックに陥って取り乱し、自分のことだけを考えるのか。 メディアも同じだ。戦争や災害で、報道機関としての度量が試される。戦場や被災地といった危険が伴う場所で、いかに冷静に行動し、事態をあおらずに現場の生々しい情報を伝え、正確かつ思慮ある報道ができるかが問われる。 これまで、日には外国メディアに対するある種の尊敬の念があった。ジャーナリズムの理想とあがめ、その権威に頼ることさえあった。新聞などが日に関する論評を求める際、今でも頻繁に「米紙ワシントン・ポストによると......」といったくだりが

    そのとき、記者は......逃げた<全文>
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    daruism 2011/04/05
    確かに海外メディアと日本メディアの報道の差をもって陰謀論を語る人は多くいたなぁ。
  • 震災でわかった日米の競争力格差

    部品がない 日が止まると世界にこんな工場が増える(写真は2010年、業績悪化で閉鎖されたGMの工場) Rebecca Cook-Reuters 津波と原発事故が複合した日の震災の深刻さが明らかになる中、90年代にアメリカが日に経済的に勝利したという考えもまた、実際には神話に過ぎなかったことが明らかになりつつある。 ボルボは今週、日製のナビゲーションとエアコンの在庫が10日分しか残っておらず、工場が操業停止になる可能性があることを明らかにした。ゼネラル・モーターズ(GM)は先週、シボレーコロラドやGMCキャニオンを組み立てているルイジアナ州シェリーブポートの従業員数923人の工場を、日製の部品が不足しているために閉鎖すると発表した。 アーカンソー州マリオンでは、ピックアップトラックのタンドラなどトヨタ車の後部車軸を作っている日野自動車の製造工場が、日から輸入されるギアなどの部品が

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    daruism 2011/03/25
    アメリカの製造業についてよく知らんのでこの記事だけじゃなんとも。/日本の製造業は円高になっても競争に勝てる製品を産み出してきたってことは判った。
  • 「国歌の替え歌で逮捕?」自民党のマーケティングはどうなっているのか?

    報道によれば自民党が「国旗損壊罪・国歌侮辱罪」の提案を検討しているそうです。このうち、国旗損壊を罪にするのはそれほど異常なこととは思いません。国旗の焼却行為というのは、その国旗を持つ国家と国民に対する侮辱であり重大な紛争に発展する可能性があります。そうした国際社会の秩序撹乱行為を抑止する目的であれば、損壊を禁ずるというのは一理あるからです。 現在既に外国国旗の損壊については「外国国章損壊罪」という刑法の規定で禁止されているのですから、同様の行為を自国国旗に関して禁止する趣旨であれば、決して不自然ではないでしょう。ただ、民主党の党旗を慌てて作るのに日の丸を重ねて切り貼りしたというような「間抜け」な行為まで罰するようだと話は違います。低次元の政争を仕掛ける姑息さしか感じられず、そこまで含めたいのなら反対せざるを得ません。 一方で「国歌侮辱罪」というのはこれは大変です。というのには色々な理由があ

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    daruism 2011/03/04
    下野することになった選挙の敗因が小泉改革による格差拡大にあるなんて思ってる時点で、自民党にマーケティング能力なんてもんは存在しないと分かる。
  • エジプト:祭りの後、でもまたいつでも祭りは起きる

    とうとうムバーラクが辞任した。 1月25日の大規模デモ以来、繰り返される民衆の抗議に押されながらも三週間弱、権力に固執し続けたが、くしくもイラン革命と同じ日、ムバーラク政権は民衆に倒される形となった。 暫定政権を担うのが軍であることには代わりがない。憲法や議会など、政治システムの変革がどう進められるかは、未知数だ。長い目で見たら何も変わらなかった、という結果にならない保証はない。 だが、今後どのような変化が訪れるにせよ、今回民衆運動の勝利が、決定的にエジプト社会の政治意識を変えたことは間違いない。 第一には、普通の人々が体制に挑戦することを恐れなくなったことだ。アラブの長期政権のほとんどが生き延びてきた理由は、現政権が倒れたときに訪れるであろう混乱と変動に、人々が恐怖を抱いたからである。慣れ親しんだコネ関係、暗黙のうちに了解される「超えてはいけない一線」――。長年のゲームルールがなくなった

    エジプト:祭りの後、でもまたいつでも祭りは起きる
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    daruism 2011/02/14
    「政府を追い詰めるために集まった人たちが、そのまま権力を目指そうとしていないことだ」そうじゃない人達もいたから次はそのあたりが火種になりかねない。
  • 「独りよがりの国際支援」とは?

    去年1月に起きたハイチの大地震から1年。なかなか復興できない現地の様子が伝わってきます。復興が進まない現実に、ハイチの人々の不満は高まります。どうしてなのか。誌日版1月26日号に、「ハイチの自立を阻む独りよがりの国際支援」という記事が出ています。国際社会は、ハイチのことをよく知らないまま、独りよがりの支援をしているという批判的な記事です。 ハイチの大地震が発生した2カ月後、国連部で支援国会合が開かれました。約140カ国の代表や支援団体が集まり、3年間で総額99億ドルを拠出することで合意しました。その当時、ハイチの人々は、どんな復興を望んでいたのか。市民団体が聞き取り調査したところ、多くの人たちが、「国際社会から受動的に支援金をもらうのではな」く、「裕福なハイチ人も貧しいハイチ人も一緒になって、国の経済発展に参加できる変革の時代が始まると期待していた」のだそうです。 その結果はどうだっ

    「独りよがりの国際支援」とは?
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    daruism 2011/01/24
    「具体的に何が問題なのかを提示しないと、援助の改善には役立ちません。「問題があるのだ」という抽象的な指摘は、現場を見ようとしない、頭でっかちなジャーナリストによく見受けられることです。」同意。
  • 2010年アクセスランキング【アメリカ】

    大人災 メキシコ湾沖の石油掘削基地から流出した大量の原油にまみれて多くの海鳥が死んだ(5月21日、ルイジアナ州の海岸) Sean Gardner-Reuters 09年は急死したマイケル・ジャクソンなどカルチャー系の記事が上位に並んだが、今年はセックスやスキャンダルなどの社会ネタが大半を占めた。共通するのは、オバマ大統領やアメリカ政治に対する関心の低さではないだろうか。とくに今年は中間選挙もあったのだが......。米ツイッターの話題ランキングで1位になったメキシコ湾原油流出事故は7位にランクインした。 1位 女版バイアグラは必要なし 2位 オバマは尖閣問題で中国を戒めよ 3位 集団セックス殺人被告の狂った応援団 4位 マスターベーション反対運動の嘘 5位 10代「暗号セックスメール」解読の罠 6位 シニアもセックスに夢中 7位 原油流出を止めるBPの仰天アイデア 8位 オバマの「日冷遇

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    daruism 2010/12/24
    それにしても集中しすぎじゃないか(笑)
  • 美人スパイを売った大佐にロシアが刺客

    6月に発覚したアンナ・チャップマンらロシア人スパイ団事件。その逮捕劇は、ロシアの情報機関SVR(対外情報庁)幹部でスパイ団の監視役だったシェルバコフ大佐の裏切りが原因で、大佐を狙う暗殺部隊が既に派遣されたと最近報じられている。 独立系ロシア紙コメルサントによれば、アメリカに寝返った大佐は二重スパイとなり、アメリカに潜入するスパイの情報を1年以上も漏洩。スパイ団摘発の直前にアメリカに亡命し、彼らの尋問にも同席したという。 国内外のメディアは最近、「暗殺部隊派遣は間違いない」というロシア政府筋の証言を一斉に掲載。英字紙モスクワ・ニュースは、アイスピックで殺された革命家トロツキーと同じ運命を大佐はたどる、と断じた政府当局者の話を伝えた。「その運命は一生付いて回り、報復に怯える毎日を送る」 一方、ロシアは以前から大佐の裏切りに気付いていた節がある。スパイ団の帰国後、プーチン首相は「これは裏切りによ

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    daruism 2010/12/01
    プーチン「裏切り者はろくな死に方をしない」 またおそロシアか。
  • ウィキリークス爆弾で外交は焼け野原に

    情報のテロリスト? 暴露それ自体が目的なら、ウィキリークス創設者のアサンジの行為は正当化できない Valentin Flauraud-Reuters 内部告発サイト「ウィキリークス」は11月28日、約25万点に上る米国務省の外交公電の暴露を始めた。ウィキリークスが情報を提供したニューヨーク・タイムズ紙など欧米の一部メディアは今後しばらく、アメリカと世界との生のやりとりを報道していくことになるだろう。 外交公電とは通常、非公開を前提に交わされるもので、普通なら知り得ない外交の内実がありありと描かれている。これを暴露するということは、まさしくニューヨーク・タイムズ紙が言うところの「世界的なのぞき行為」だ。 ウィキリークスの暴露情報をつかんだオバマ政権は、事前にダメージをコントロールしようと必死だった。今回の事態がただでさえ危険な地域、特に中東情勢をさらに不安定にしかねないのは明らかだ。外交公電

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    daruism 2010/11/30
    「政府の透明性は原則としては正しいし、奨励すべきだ。だが高すぎる透明性はコミュニケーションを円滑にするのではなく、押さえつけてしまう。」
  • アメリカの「自称OTAKU」には日本の「オタク」を見下す権利はない

    静岡県熱海市の老舗温泉旅館「大野屋」の経営が行き詰まり、民事再生法の適用を申請して営業を続けながら再建を目指すことになったようです。このニュースは、恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス+」の舞台になった「特需」をもってしても自力での再建ができなくなったというエピソードとともに伝えられることが多く、余計に温泉リゾート熱海の凋落を際立たせていました。 この「ラブプラス+」というゲームでは、若い男性の主人公キャラが若い女性と交際を深め、ある程度親密になると熱海に1泊旅行するというストーリーが設定されているのですが、このゲーム中に実名で登場した大野屋旅館では、ゲームのファンの宿泊が増えていたようです。何でも、予約時に「ラブプラス+」と告げれば男性1人でも布団を2組用意するサービスがファンにウケていたそうで、熱海市としてはこのゲームのファンを市として歓迎する政策を取っており、大野屋はその中核に位置

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    daruism 2010/11/22
    なにかいろいろ噛み合ってない感。
  • 日本に暴動がないのは安定の証拠か

    違いは何? 緊縮財政のイギリスでは激しいデモが多発している(11月10日) Toby Melville-Reuters 11月16日付けのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に、ユーラシアグループ代表のイアン・ブレマーが寄稿している。ブレマーは、日人の間に国の先行きへの悲観論が広がっているが、実際には日の未来はそう暗いものではなさそうだ、と論じている。 民主党は財界の大物や官僚と折り合いをつける方法を身につけつつあるし、この1年、危機にさらされてきた日米関係も改善に向かいそうだ。しかも、日では激しい反政府デモが起きていない──。 ブレマーの主張に完全に賛同はできない。 民主党と日米関係のくだりに関しては、程度の差こそあれ基的に賛成だ。ただし、日外交は「中国と距離を置き、アメリカに近づこうとしている」という指摘には疑問を感じる。米中のどちらか一方だけを選ぶべきではないという

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    daruism 2010/11/18
    「ダセェ」「カッコ悪い」と思われてるからじゃないかな。学生運動の影響か。
  • 記者襲撃事件で試される大統領の正義

    プーチン前大統領時代、ロシアでメディア関係者が暴力や脅迫を受ける事件が起きれば、黒幕は政府だと思われていた。少なくとも黙認していたのは確かだ。そのため先週、独立系コメルサント紙の花形記者オレグ・カシンが襲撃されて重傷を負ったときも、人々は思った。政府はまた何事もなかったように振る舞うのだろう、と。 だが驚くべきことに、メドベージェフ大統領は個人的に入院中のカシンに見舞いを送り、事件の特別捜査班を組織。自身のブログには、黒幕がたとえ権力者でも裁きを下すと書き込んだ。 黒幕が政府でないなら、いったい誰だったのか。コメルサントによれば、最も疑わしいのは汚職まみれの地方指導者か、与党・統一ロシアの青年組織だという。カシンは襲撃前、こうした組織の取材をしていた。 官僚や司法機関とつながりのある者が襲撃の裏にいるとすれば、メドベージェフは当に裁きを下せられるのかを試されることになる。もし大統領の正義

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    daruism 2010/11/18
    パフォーマンスと分かりきっていても注目されるあたりがロシアの深刻さを示すなぁ
  • いじめの加害者をどう罰するべきか

    セックスしているところをネットで生中継された大学生が投身自殺するなど、アメリカではいじめによる自殺が大きな社会問題になっている。だが過剰な「加害者たたき」は真実を見えなくするだけだ それは高校内の噂話と三角関係、トイレでのガン飛ばしから始まった。やがてある女生徒を「アイルランドの尻軽女」とからかう言葉がソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)のフェースブックに登場。学内に貼られたクラス写真の彼女の顔がいたずら書きされた。 女生徒はカフェテリアで別の女子から、「他人の男に手を出すんじゃねぇ!」と怒鳴られた。その1週間後の帰宅途中、近づいた車から飲料水の缶を投げ付けられ、「売春婦!」という言葉を浴びせ掛けられた。 子供がこんな悪さをしたら、どのような罰を与えるべきだろう。パソコンの使用禁止、放課後の居残り、停学という手もある。 では、禁固10年の刑は? 女生徒は結局、帰宅後に階段で首をつ

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    daruism 2010/11/16
    「いじめる」側が「いじめられる」側に転落するだけ。不毛な連鎖。
  • オバマだけでなくペイリンも「負けた」中間選挙

    前回のエントリの時点では開票途中だった中間選挙ですが、その後の推移を見ますと、予想に反して上院内総務のハリー・リード候補(民主、ネバダ)が議席を守った一方で、下院では61議席を上乗せした共和党が予想以上の圧勝となるなど、様々なドラマが生まれています。いずれにしても、その共和党を勝利を牽引したのは保守ポピュリズムの「ティーパーティー」だった、表面的にはそう見えます。また解説として間違ってはいないと思います。ですが、その「ティーパーティー」の大姉御であるサラ・ペイリンに関しては、決して「勝利」とは言えない、そんな見方も可能です。それどころか、今回の選挙を契機にして、ペイリン自身が大統領候補に擬せられる動きは、下火になってゆく可能性も出てきたように思うのです。 確かにケンタッキー州の「リバタリアン(政府極小主義者)」ランド・ポール候補や、三つ巴の戦いを制して圧勝したフロリダのマルコ・ルビオ候補な

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    daruism 2010/11/05
    茶会系候補は「保守党ウケ」はよくても「一般ウケ」しなかったってことか。/「実現可能性のあるような穏健で現実的な意思決定に収束してゆく」いいなぁ・・・
  • 若者の「内向き志向」の原因は「悪いお手本」にあるのでは?

    最近の日発のニュースでは、やたらに「若者の内向き志向」という話題が目立ちます。「大学では予算があるのに短期留学の派遣定員が埋まらない」「海外旅行の減少は経済事情だけでなく関心の薄さも背後に」「研究者の留学意欲も低い、就職後に海外赴任をしたくない人間が多数派」・・・同じような記事ばかりですが、数字を挙げている記事も多く、やはり傾向としては事実のようです。確かにアメリカから見ていますと、キャンパスの留学生、大都市を歩く観光客、大リーグの応援ツアーなど、一時期と比べると日人の存在感は激減しています。なるほど「内向き志向」というのは事実のように見えます。 ですが、ちょっと考えるとそう単純な問題ではないように思うのです。若者に「外国行きをためらわせる」要因には、もっと文化的な、心理的なものがあるのではないでしょうか? それは一言で言って「過去の外国帰りの人々」が「悪いお手」というイメージを残し

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    daruism 2010/10/29
    『本当に問題なのは(中略)とにかく「ダンマリ」を決め込むという態度、あるいはそれを強制する組織だ』でる杭は打たれる上に打たれ損・・・
  • 愛国世論というモンスター

    中国の対立はひとまず落ち着いたように見える。日は先月末、逮捕していた中国漁船の船長を処分保留で釈放した。日中間では、双方が領有権を主張する東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の周辺で起きた漁船衝突事件で日中国人船長を逮捕して以来、緊張が高まっていた。 船長釈放を受けて中国の国営メディアは、日が屈服したと大々的に報じた。しかし中国が勝者だとはとうてい言い切れない。 尖閣問題に関する反日デモを抑え込むために中国政府が細心の注意を払ったことで、中国政治システムの欠陥が浮き彫りになった。中国共産党指導部は、内政と外交の目的を達する上で国内の世論を味方に付けられずにいる。最近、中国指導部は世論を導くどころか、世論に押されて不意な立場を取らされ、政策の選択肢を狭められている。 1931年の満州事変の発端となった柳条湖事件の79周年に当たる9月18日、尖閣問題で日に抗議するために北京

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    daruism 2010/10/26
    『民意』が原因で望ましい外交政策がとられない事例は歴史上もよくある。日本でもあった。悩ましい問題。