今回は、(株)リクルートコミュニケーションズが開発し、オープンソースにより公開されたドメイン固有言語 PyQUBO (プレスリリース) を紹介する。PyQUBO は、組合せ最適化問題を制約なし二値変数二次計画問題 (QUBO)の形に定式化した後、D-Waveマシンや富士通デジタルアニーラといったイジングマシンに載せるために必要な問題データの変換を極めて簡略化するためのツールセットである。本記事では、量子アニーリングマシン利活用におけるミドルウェア開発事例を体感していただくために、Karpの21の問題の一つである最小頂点被覆問題のソルバーアプリケーションを作るという具体例を通して、従来のD-Wave SAPIを用いたプログラミングスタイルとPyQUBOを用いたそれとを比較する。 PyQUBO (株)リクルートコミュニケーションズは、ドメイン固有言語『PyQUBO』を2018年9月25日にオー