「もう、性犯罪から離れたいんです」。9月中旬、こう話したのは、刑務所から出所して約3カ月になるという男性、石橋さん(仮名・40代)だ。 石橋さんは7回の服役経験があり、約20年を刑務所の中で過ごした。うち4回は強制わいせつなどの性犯罪で服役した。出所後は、生活保護を受給しながら、専門の医療機関で「性依存症」の治療プログラムを受け続けてきた。 しかし、彼は、取材で本心を打ち明けた直後の9月下旬、再び性犯罪で逮捕されてしまった。「立ち直るには、今回しかない」と語っていた彼の言葉が、耳に残り続けている。(編集部・吉田緑) ●「行くところも帰るところもなかった」 石橋さんは家族とうまくいかず、18歳のころに家を出た。 「いい思い出はないです。母子家庭で、母は夜も仕事で不在がちでした。兄がいましたが、とても優秀だったので、親戚などからも常に比較されてばかりいました」と当時を振り返る。今も家族との縁は
米ユナイテッド機の機内で女性客がトイレに閉じ込められた/Justin Sullivan/Getty Images/File (CNN) 米首都ワシントンからカリフォルニア州サンフランシスコへ向かっていたユナイテッド航空の旅客機内で、乗客がトイレの中に閉じ込められるトラブルがあり、同機は行き先を変更してコロラド州デンバーに緊急着陸した。 トラブルは25日夜、ユナイテッド航空1554便の機内で発生。同航空によると、トイレのドアが故障して女性乗客1人が出られなくなり、この乗客を助け出すために行き先を変更してデンバーに向かった。 デンバーに到着後、女性は無事にトイレから助け出され、乗客は別の機体に乗り換えて目的地へ向かったという。 ツイッターには、トイレのドアを開けようとする整備士を撮影した動画が投稿された。整備士の1人は中の女性に向かって「ドアを開ける作業に今取りかかっています。すぐに助け出しま
JR東海のリニア中央新幹線の建設計画が遅れ、2027年の東京―名古屋間の開業に黄信号がともっている。環境問題を理由に静岡県内での着工に川勝平太知事が反対しているためだ。約9キロの静岡工区がリニア建設計画全体に影響を及ぼしかねず、川勝氏の「真意」を巡って様々な臆測が飛び交う。「27年の開業目標は現実的ではない」。5日夕、愛知県公館。愛知県の大村秀章知事と向き合った川勝氏はこう主張した。大村氏は「
財務省が発表した先月の貿易統計で、政府が韓国への輸出管理を厳しくした半導体などの原材料のうち「フッ化水素」の韓国向けの輸出がゼロになったことが分かりました。 先月の貿易統計によりますと、このうち半導体の基板の洗浄に使われる「高純度のフッ化水素」を含め韓国向けの「フッ化水素」の輸出がゼロになりました。 「フッ化水素」は、去年の同じ月はおよそ3378トン、額にして7億4000万円余りが輸出されていました。 7月に479トンに減ったあと、先月ゼロになり、輸出管理の厳格化が影響したとみられます。 また、韓国で日本製品を買わないよう呼びかける動きが広がる中、食品や飲料の輸出額は、去年の同じ月に比べて40.6%減少しました。 中でも「ビール」は、韓国がこれまで最大の輸出先でしたが、先月の韓国向け輸出額は前の月に比べて92.1%減り、6億3943万円から5009万円に落ち込みました。 韓国向けの「清酒」
「表現の不自由展・その後」の展示中止と現代社会、アートを巡る現状について話した浅田彰さん=京都市左京区のアートスペース「浄土複合」で2019年9月6日、森田真潮撮影 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」内の企画展「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれている問題。批評家で京都造形芸術大大学院学術研究センター所長の浅田彰さんが今月、京都市内の小規模な集まりで自身の見方を語った。4年前のギャラリー展が基になった今回の企画展について、浅田さんは「望むらくは、より幅広い文脈を含むように(芸術監督の)津田大介さんが主体的に再編すればよかったが、展示をパブリックなミュージアムに持ち込んだことには価値があった」と評価。また、日本社会の右傾化やメディア環境の変化を指摘したうえで、海外も含め近年の美術展示を巡る複雑な状況に注意を促し、表現・展示する側が自主規制しないことが重要だと訴えた。【森田真潮】 浅田
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愛媛県松山市西部に位置する三津浜(みつはま)は、藩政時代には海運の要所として栄えた町。町には江戸時代から続く古い町並みや明治のモダンな洋風建築など時代を超えた建物が混在しています。近年では若者たちが町のあちこちで古民家をリノベーションしたショップやアトリエをオープンさせています。時代をミックスさせた三津浜は、カメラをお供にふらっと女子旅がしたくなるエリアです。 松山市の中心部から西へ約7kmの場所に位置する三津浜エリア。松山市駅から伊予鉄道高浜線(以下、伊予鉄)に乗車し、三津駅まで14分で到着します。 乗車した松山-三津間は明治21(1888)年に日本初の軽便鉄道が開通した路線で、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中にも登場する路線です。 開通当初は小説の中で「マッチ箱のようだ」と表現されていた小さな客車も、今は、ミカンカラーのオレンジの車体が眩しい2両(もしくは3両)編成の電車となっています
台風15号がもたらした千葉県の大規模停電は、発生から2週間余りが経過した26日も完全解消には至っていない。強風によって電柱が想像を超えて倒壊したことが停電の主な要因で、専門家は根本的な対策として、電線を地中に通して電柱をなくす「無電柱化」の必要性を訴え、政府も加速させる意向を示す。現状は欧州などの主要都市に比べて大きく立ち遅れている日本。なぜ無電柱化が進まないのだろうか。 【写真で見る】千葉県庁を訪れ、義援金の目録を渡す「嵐」の相葉雅紀さん ●被害2000本 大きく傾いた電柱に、力なく垂れ下がった電線、行く手を阻むように道路をふさぐ倒木…。作業員たちが「終わりが見えない」と漏らした今回の復旧作業は難航を極め、被災者らに「電気のない生活」の過酷さを改めて突き付けた。 千葉市中央区の飲食店経営の男性(56)は、停電で冷蔵庫や冷凍庫に入れていた食材の廃棄を強いられた。さらに3日で停電が復旧しても
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