4日の厚生労働省の専門家会合では、今後の感染状況を推測する指標の1つとして全国の主要な繁華街の人出のデータが示されました。緊急事態宣言が出されている東京都では先週後半に人出が増えているということです。 このデータは東京都医学総合研究所社会健康医学研究センターが、4日の厚生労働省の専門家会合で示しました。 各自治体の主要な繁華街を対象に個人を特定しない形で得られた携帯電話の位置情報から、職場や自宅以外で15分以上滞在していた人の数を「滞留人口」として500メートルメッシュで時間ごとに分析しています。 今回、分析の対象となったのはいずれも先月31日までのデータです。 緊急事態宣言地域は ▽4回目の緊急事態宣言が出されている東京都では、新宿や渋谷、六本木など7か所の繁華街のデータをもとに分析しています。 新規感染者数が過去最多となる中で、夜間の滞留人口は前の週から3.6%の減少にとどまっています