このノンテクニカルサマリーは、分析結果を踏まえつつ、政策的含意を中心に大胆に記述したもので、DP・PDPの一部分ではありません。分析内容の詳細はDP・PDP本文をお読みください。また、ここに述べられている見解は執筆者個人の責任で発表するものであり、所属する組織および(独)経済産業研究所としての見解を示すものではありません。 人的資本プログラム (第三期:2011~2015年度) 「ダイバーシティとワークライフバランスの効果研究」プロジェクト 問題意識 日本、中国、および韓国は、いずれも北東アジアに位置する隣国であり、男女別役割分業に深く関係するといわれる儒教的な考えを有し、職場などで男女間格差が認められる点で共通している[篠塚・永瀬(2008)]。2013年の「男女間格差指数」(GGGI:Global Gender Gap Index)は、136カ国(地域)中、日本は第105位、中国が第6