ブックマーク / zen.seesaa.net (31)

  • メディア・パブ: 信頼できるニュースメディア、新聞やソーシャルよりも「検索エンジン」が

    検索エンジンは、新聞やテレビそれにソーシャルメディアよりも信頼できるニュースソースである。エデルマン(Edelman)が公表した「2015 Edelman Trust Barometer – Global Results」によると、検索エンジンが最も信頼できるニュースソースとの調査結果になっている。この結果は今日(21日)から始まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でも発表される。 一般ニュースや情報を探すとき、どのタイプのソースを信頼しているか。その調査結果のグラフは次のようになった。ニュースソースのタイプ別に最近4年間の信頼度推移が示されている。2015年に検索エンジンを信頼できると答えた人の割合が64%となり、初めて伝統メディアを抜き去ってトップに立った。ソーシャルメディアやオウンドメディア(企業のメディア)も信頼され始めているが、まだ相対的には低い。 (ソース:Edelman

  • メディア・パブ: ソーシャルネット時代のニュース事業バブル、その実態は?

    オンラインのニュースメディア事業が盛り上がっている。ベンチャーキャピタルやネット事業で大儲けした資産家までもが、有望市場と見込んでかニュース事業への投資に入れ込んでいる。ソーシャルネットワークやモバイル端末の浸透が追い風になって、オンラインのニュース事業がバブルっぽくなってきた。米国市場だけではなくて日市場においてもだ。 ここでは、先行している米国のニュースメディアの動きを、特に旋風となっているバイラルメディアの影響を見ながら追ってみた。ニュース記事との接触で、若者を中心にプリントメディアからオンラインメディアへのシフトが加速化している。さらに、オンラインにおいても、ポータルからサーチ、さらにはソーシャルへと主流チャンネルが一気に変わってきている。ニュースサイト(ブランド)に直接アクセスして所望のニュース記事を見つけるよりも、サーチエンジンで探したり、さらにはフェイスブックやツイッターな

  • メディア・パブ: 意外なメディア接触時間、TV接触が長い先進国とスマホ接触が長い新興国

    世界中の多くの人にとって、接触時間の最も多いメディアはテレビ(TV)であった。でも先進国では若者を中心に「テレビ離れ」が進んでいるとされている。それに代わって、インターネットメディアが台頭している。特に最近では、ネットメディアに接触するデバイスとして、スマートフォンなどのモバイル端末が爆発的に普及してきている。先進国だけではなくて新興国においてもだ。 ところが、英国のある調査会社の報告によると、TV接触時間の国別ランキングでは上位に先進国が並び、スマホ接触時間のランキングでは上位を逆に新興国が独占していた。「ほんまかいな」と突っ込みたくなる結果である。 この結果は、Mary Meeker氏が先日公開した「KPCB Internet trends 2014」の中でも、紹介された。Meeker氏のレポートの中で利用されているデータは、他の組織で以前公表されたものが少なくない。以下のグラフも、英

  • メディア・パブ: 特異な日本のニュースメディア環境、高齢化がさらに際立てる

    のニュースメディア環境は、欧米の主要国とはかなり異なる。新聞紙やテレビ放送のような伝統的なメディアだけではなくて、オンラインメディアになっても欧米とは趣が異なる。このほどReuters Instituteが公開した「The Reuters Institutea Digital News Report2013年版」でも、多くの調査結果で違いを浮き彫りにしていた。(The Reuters Institute for the Study of Journalism(RISJ)は、2006年秋、the Department of Politics and International Relations at the University of Oxfordに設立.) 今年のレポートもDigital News Reportと題しているように、オンラインを含めたデジタルニュースの現況を調査している

  • メディア・パブ: 終末を迎えるLotus1-2-3、生みの親ケイパー氏は子供向け教育アプリなどを支援

    ロータス1-2-3(Lotus1-2-3)が終末を迎える。今月(5月)14日にIBMがひっそりと同ソフトのサポートの停止を発表していた。とうの昔に役割を終えていたのだが、80年代半ばから90年初期にかけてはビジネスパソコンのキラーアプリとして君臨し個人的にも世話を受けただけに、ご苦労さんといったところである。 そこで、そのLotus1-2-3の生みの親であるミッチェル・デイビッド・ケイパー(Mitchell David Kapor、1950年生まれ)は今どうしているかが、気になった。彼は、電子フロンティア財団やOpen Source Applications Foundationを設立したり、各種慈善活動も実施していることはよく知られている。そのほか、何かしていないかを探していると、彼のツイッターアカウント@mkaporに、10日ほど前の次のツイートが見つかった。 MindSnacksが提

  • メディア・パブ: 米ヤフーがTumblrを買収へ、でも危険な落とし穴も

    米ヤフーがタンブラー(Tumblr)を11億ドルで買収することになったようだ。 ヤフーがタンブラー買収に向けて交渉に入っているとのスクープを、WSJ傘下のブログALLThingsDが報じたのは16日であった。Peter Kafka氏とKara Swisher氏の人気ブロガーの記事である。そして19日には、ヤフー取締役会がタンブラーを11億ドルで買収することを承認した。20日にも買収の正式発表がなされるようだ。 ビジュアルベースの簡易ブログサービスであるTumblrは、日ではあまり認知されていないが、1億800のブログを擁する人気ソーシャルネットワークとなっている。米国市場を中心に、この2年の間に急成長しているソーシャルネットワークといえば、次の4サービスであろう。 Twitter(ツイッター) Tumblr(タンブラー) Instagram(インスタグラム) Pinterest(ピンタ

  • メディア・パブ: LINEに比べ倍のペースで成長する中国産WeChat、今月末にも登録者数が4億人に

    WeChatの登録者数が今月中にも4億人を突破しそうだ。 中国Tencent(騰訊:テンセント)のWeChatは、LINEと同じくスマホ向けソーシャル・メッセージング・アプリであるが、登録者数をLINEのほぼ倍のペースで増やし続け、今年1月に3億人に達したという。この5月中には4億人を超す予定だ。WeChatの登録者数の推移は、次のようになる(Techinasiaが作成したグラフ)。 一方、LINEの登録者数推移グラフは次の通り。 (ソース:LINEのプレスリリース) WeChatのサービス開始が2011年1月。登録者数は約2年後の2013年1月に3億人。一方LINEは2011年6月にサービスを始め、2年弱の22か月後の2013年4月30日に登録者数が1億5000万人を突破した。また、WeChatの月間アクティブユーザー数は1億9000万人に達していると発表している。 海外のソーシャル・ネ

  • メディア・パブ: 自己出版の電子書籍がベストセラー書籍のトップへ

    先ほど、NYタイムズのベストセラー・ページを覗くと、以下のようにフィクション部門(プリント+電子)のトップに「The Bet」が選ばれていた。注目すべきは、自己出版の電子書籍であることだ。6位にランクされていた「Damaged」も自己出版の電子書籍である。電子書籍(E-Book Fiction)だけのランキングでは、それぞれ1位と3位になっている。 アマゾンのKindle Store(電子書籍)のランキングでは、「Damaged」が1位で「The Bet」が2位に輝いていた。 Digital Book Worldが毎週、公表しているベストセラー・トップ25でも、同じく「Damaged」が1位に「The Bet」が2位にランキングされている。電子書籍市場では、出版社に頼らない自己出版書籍が勢いを増しているのだ。 (ソース:Digital Book World) また、こうした自己出版の電子書

  • メディア・パブ: 新聞/雑誌メディアからデジタルメディアへ、米マーケターが今年もシフトを急ぐ

    新聞や雑誌などの伝統的なマスメディアから、モバイルやソーシャルなどのデジタルメディアへのシフト。この数年このシフトが続いているが、今年もアメリカのマーケターはこの流れを早めようとしている InaveroとAquent and the American Marketing Association (AMA)が昨年末(2012年10-11月)に実施した調査によると、アメリカのマーケターのプロの多くは2013年に入っても、新聞、雑誌、ラジオ、TVなどのマスメディアへのマーケティング活動をさらに減速させたいと答えている。 一方で、以下のように、モバイルやソーシャルなどのデジタルメディアなどにフォーカスした、マーケティング活動を加速させたいとの答えである。当たり前の流れだが、想定している以上に早まると見ていたほうがよさそう。 ◇参考 ・In 2013, Mobile, Social Lead Shi

  • メディア・パブ: ビジュアル系SNSがソーシャルメディアを牽引

    最近のソーシャルメディアを勢いづけているのが、写真や動画などのビジュアル系サービスである。comScoreが発行した"2013 U.S. Digital Future in Focus"でも、2012年の大きな流れとしてビジュアルWebが台頭し飛躍していることを掲げている。 ソーシャルメディアにユーザーが滞在している時間で見れば、相変わらずFacebookが圧倒的なシェアを誇っている。アメリカSNSユーザーが滞在している時間シェアは、comScoreが2012年12月に調べた結果では以下のグラフのようになる。Facebookに滞在している割合が83%と断トツに高い。テレビを見ることがなくてもつけっ放しにしているように、Facebookも特に何もしない時でも繋がったままにしている場合が多いのかもしれない。 Share of Time Spent on Social Networking S

  • メディア・パブ: 調査報道の担い手、主流マスメディアからNPOへ

    メインストリームメディア(MM)から非営利組織(NPO)へ。アメリカでは調査報道の担い手が代わってきている。 先週も、調査報道で2003年にピューリツア賞を獲得したNYタイムズのJoseph Sexton氏が、調査報道NPOのProPublicaに転職し2月からシニア編集者として活躍の場を変えるとの発表があったばかりである。CNNも調査報道部隊を閉鎖するという。新聞やTVなどの主流マスメディアは経営状況が年々厳しくなっており、ここ数年はレイオフラッシュが続いている。ニュースルームの記者や編集者も例外ではない。多くの人と時間を拘束しがちな調査報道に、メインストリームメディアが力を入れる余裕がなくなってきているのだ。 日ほどではないにしても、米国でも格的な調査報道が減り、受動的な発表記事やエンターテイメントやゴシップの軽い記事が幅を利かせている。オンラインメディアの台頭がその流れを加速化さ

  • メディア・パブ: ケータイとブロードバンド先行国だった日本、サービス分野では欧米先進国の後追いに

    高速ケータイとブロードバンドの通信分野では、日韓国と共に世界のトップランナーであった。今でも日はトップグループで突っ走しているはずだが・・・。スマートフォンは売れまくっているし、オンランショッピングは爆発的に伸びているし、ニコニコ動画などのオンラインTVも盛り上がっている。 ガラパゴス島に安住し、国内市場が成長しておれば、激しく変化している海外に目を向けなくても済むのかもしれない。でも、昨日Ofcom(Office of Communications:英国情報通信庁)が発行した“International Communications Market Report 2012”を見ていると、モバイルインターネット化とブロードバンド化で激変する情報通信サービス関連分野で、欧米先進国の多くが日よりも先行するようになっている。日は人口が多いため、市場規模はまだ大きいが。でも少し前まで、ケー

  • メディア・パブ: 中国のベストセラー本、海外作家部門で村上、東野、黒柳、稲盛がベスト10に

    中国でも村上春樹氏や東野圭吾氏などの日人作家の人気は高い。2012年の中国国内でのベストセラー(印税ランキング)が発表されたが、海外作家部門のトップ10に4人が選ばれた。 トップ15の作家(印税、書籍)は次のようになった。 The 2012 Foreign Writers Rich List, ranked according to royalties earned in China. (ソース:ChinaDaily) トップ10に、村上春樹氏の『1Q84』、東野圭吾氏の『白夜行』、黒柳徹子氏の『窓ぎわのトットちゃん』、稲盛和夫氏の『生き方』が入っている。これらの作品は日ではかなり昔の作品であるが、中国でも数年前から販売されているものが少なくない。中国市場ではベストセラー作品が上位に選ばれ続ける期間も比較的長いようだ。5位の『1Q84』は昨年度は4位、6位の『白夜行』は同5位、8位の

  • メディア・パブ: アンドロイド端末が急増しても、年末のオンラインショッピングではiOS端末からが圧倒

    アンドロイド端末スマートフォンの出荷シェアが高まる一方にもかかわらず、スマートフォンサービスの収益性ではiPhoneがまだまだ圧倒的に優位にあるようだ。 先週末の感謝祭とブラックフライデー(米年末商戦の最初の日で、最も売上が見込める)における米国のオンラインショッピングサイトへのトラフィックデータをIBMが公表した。そのレポートによると、以下のグラフのように、オンライントラフィックの24%をスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が占めるようになった。注目すべきはそのモバイルトラフィックの77%をiOS端末が占めていることだ。 ところが最近のcomScore調査によると、スマートフォン加入者比率でアンドロイドが52.5%でiOSが34.3%となっており、アンドロイドが優位にある。さらに最近の出荷台数比率では、アンドロイドがiOSを圧倒している。またタブレット端末でも、独走していたiOS

  • メディア・パブ: オバマ支持が36紙でロムニー支持が28紙、米新聞が支持する米大統領選候補

    米新聞が相次いで、大統領選でどちらの候補を支持するかを表明している。カリフォルニア大学サンタバーバラ校の調査によると、2012年11月2日現在、主要100紙のうち36紙がオバマ候補を支持し、28紙がロムニー候補を支持している。11紙はどちらも支持していない。 前回(2008年)の大統領選でオバマ(民主党候補)を支持していたNYタイムズやLAタイムズ、ワシントンポストは、今回もオバマ支持を継続しているが、ヒューストンクロニックをなど9紙は共和党候補(ロムニー)に寝返った。さらに前回オバマを支持していたのに今回はどちらも支持しなくなった新聞が5紙も現れた。逆に前回共和党候補(マケイン)を支持していた新聞でオバマ(民主党候補)支持に移った新聞はわずか1紙である。 前回では、民主党候補(オバマ)を支持した新聞も65紙あって、共和党候補(マケイン)支持新聞25紙を大きく上回っていた。それが今回では3

  • メディア・パブ: NYタイムズ、デジタル購読数がプリント購読数を上回る

    NYタイムズのデジタル購読数がプリント(新聞紙)を追い抜いた。 Audit Bureau of Circulations(ABC)のデータによると、NYタイムズ(NYT)のデジタル購読数がプリント購読数を上回った。ABCが公表した9月30日データで、NYT平日版のデジタル購読数が89万6352となり、プリント購読数の71万7513万を大きく追い抜いた。 NYTの総購読数(デジタル+プリント)は161万3865となり、デジタル購読数が倍増したお陰で1年前に比べ40.3%も増えた。デジタル購読数ではWSJ(WALL STREET JOURNAL)を上回り、また他新聞と比べても総購読数のうちデジタル購読の占める割合が56%と際立って高い。米新聞全体では、デジタル率は15.3%(昨年は9.8%)である。さすがにNYTで、デジタルシフトでは大きく先行しているのだ。 ところが経営面から見ると、手放しで

  • メディア・パブ: 約80年続いた老舗雑誌「Newsweek」が紙の雑誌を廃止、来年からはデジタル版だけで

    Newsweekの紙の雑誌が今年末に消えることになった。ニュース週刊誌として79年の歴史を誇るNewsweekが、プリント版の発行を止めることになった。米国では今年12月31日号がプリント版(紙の雑誌)の最後になる予定。来年からはタブレットなど向けのデジタル版だけとなる。 休刊することになった紙のNewsweek誌は、2001年に3,158,480人の定期購読者数を誇っていたのが、今年6月には約半分の 1,527,157人へと激減、年間4000万ドルの赤字を垂れ流している。 来年(2013年)からはデジタルだけのNewsweek Globalを世界共通編集版として発行する予定。主にタブレットなどのモバイル端末向けをターゲットとし、有料の定期購読サービスになりそう。 英国の有力新聞Guardianも、紙の新聞を止めてデジタル版だけにすべきかどうかの検討に入っている。来年はプリント版を廃止し、

  • メディア・パブ: ソーシャルネットワークのデモグラフィックデータ

    FacebookやLinkedInはほぼ全年齢層で幅広く利用されているが、現在急成長しているTumblr, Reddit,Taggedは若い年齢層が多く占めている。Pinterest,Tumblr,Taggedは女性ユーザーが多いが、 Reddit,Slashdotは男性ユーザーが主流である。これはPingdomがまとめた、ソーシャルネットワークやオンラインコミュニティーのデモグラフィックデータの結果である。ソーシャル系ネットワークの先進国である米国ユーザーを対象とした結果である。ユーザーの中心が若年層に偏っている、アラブなどの新興国や中国などとは大きく異なっている。 Pingdomが選んだソーシャルネットワークやオンラインコミュニティーは次の通り。 Facebook, Twitter, LinkedIn, Pinterest, Tumblr, Reddit, Hacker News, S

  • メディア・パブ: アフリカのニュースメディアにも中国の影が、尖閣諸島関連ニュースへの誘導も

    中国の影響力がアフリカのニュースメディアにも及んでいる。 人権問題などの批判をかわして西欧の影響力に対抗するためのPRキャンペーンを、アフリカや開発途上国などに向けて打つために、中国政府は70億ドルも費やすると言われている。また先月,中国アフリカ向け借款の総額を200億ドルに倍増すると約束し、アフリカ大陸の資源確保に躍起である。その動きを支援するためにも、アフリカのメディアへの影響力を強化している。たとえばエチオピア政府には、WebサイトやTV、ラジオのインフラ整備に必要なトレーニングや技術供与のために15億ドルの借款を実施する。 実際のアフリカニュースの制作と放送にも積極的に動いている。2012年1月11日には中国国営メディアのCCTV(China Central Television)がケニアにCCTV Africaを開局し、アフリカ全域をカバーしたニュースを制作し、CCTVの英語

  • メディア・パブ: 英国アマゾン書店でも、販売数で電子本が印刷本を凌ぐ

    英国のアマゾンでも、販売数で電子が印刷を追い抜いた。 英国のアマゾン書店では、紙の書籍(ハードカバー、ペーパーバック)を100冊売る間に、電子を113冊売る。つまり、電子の販売冊数が印刷の1.13倍になったというのだ。無料の電子は加えていない。英アマゾンでは1998年から印刷を売り始めたが、電子の販売を始めたのは2年前であった。2011年5月には既に、Kindle Book(電子)がハードカバーを追い抜いていた。個人出版プラットフォーム(KDP:Kindle Direct Publishing)も急激に立ち上がっていることも、電子の販売冊数を底上げしている。 英アマゾンで電子が勢いよく売れているのには、印刷に比べ販売価格が安いことと、割引を絶えず実施していることも見逃せない。例えば毎日11:59 pmには、Kindle Daily Deal で新刊の割引を発