東京タワーから東京スカイツリーへのテレビ電波の送出切り替えに伴い、関東一円の受信障害は約16万件に上ると試算された。 在京キー局幹部からは「想定外の規模。どこで障害が起きるか見極めが難しい」という悲鳴が聞かれる。視聴者としてはどのような対策が必要になるのだろうか。 スカイツリーに切り替わっても、大半の世帯・事業所ではそれまで同様テレビを見ることができる。しかし、中には、画面全体または一部が映らなくなったり、映像が静止するなどの障害を起こすテレビがある。原因の一つには、アンテナの方角のずれがある。単純にスカイツリーの方角に向ければ解消されるわけではなく、周辺に電波を阻む建物がどのような形で立っているかが関係してくる。 また、受信状況改善のためブースター(電波増幅機器)を設置しているケースで、障害が起きる恐れがある。スカイツリーに切り替わり、従来より電波が効率的に受信できるようになると、増幅に