チリの首都サンティアゴの自宅で、コーヒーをいれるHIV陽性のカロリーナ・デルレアルさん(2018年4月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / Martin BERNETTI 【7月21日 AFP】伝統的に性に保守的な南米チリで、若者の性革命がこれまでのタブーを打ち砕く中、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染が急速に広がっている。 チリは南米で最もHIV感染率が高く、昨年新たに5816件の感染が確認され、2010年から96%の急増となった。当局は15~29歳の若者の感染が最も多いとしており、エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)を引き起こすHIV感染の新たな予防計画を発表する構えだ。 性と生殖の権利擁護を訴える非政府組織(NGO)「ミレス・コーポレーション(Miles Corporation)のクラウディア・ディデス(Claudia Dides)氏は「チリの若者たちの間で性行動の変化