北朝鮮の非核化をめぐるアメリカと北朝鮮の実務者の協議が行われ、北朝鮮側はアメリカの姿勢に変化がなく、今回の協議は決裂したという認識を示しました。これに対しアメリカ側は、打開策を示してよい協議ができたと異議を唱え、両者の認識が食い違う事態となっています。 米朝の実務者協議は5日、スウェーデンの首都、ストックホルム郊外の施設で行われ、アメリカ側からビーガン特別代表が、北朝鮮側からキム・ミョンギル首席代表が出席しました。 実務者の協議は2月のベトナム・ハノイでの首脳会談が物別れに終わって以降、7か月ぶりで、現地時間の午前10時ごろから、いったん昼の中断を挟んで午後6時ごろ(日本時間6日午前1時ごろ)まで続きました。 会場では米朝の代表団が記念撮影する姿も確認できましたが、北朝鮮の大使館に戻ったキム首席代表は記者団に対し、「協議は決裂した」と述べました。 そのうえでキム首席代表は「アメリカは旧態依