長野県で起きた立てこもり事件で犠牲になった池内巡査部長。 ことし3月の異動で中野市の警察署に配属され、パトカーに乗って地域の安全を見守りながら、警察の音楽隊でドラムの演奏を担当していました。 事件の翌日に池内巡査部長の自宅を訪ねると、妻と長男が玄関先で取材に応じてくれ、時折声を詰まらせながら思いを語ってくれました。 長男の池内将吾さん(34)も長野県警察本部の警察官です。 高校生のとき父親に憧れて、同じ警察官の仕事に就こうと決めたといいます。 長男の将吾さん 「仕事の大変さは父の仕事を見ていて理解していました。呼び出しとか当直とか聞いて、警察ってやっぱり忙しいんだなと常日頃から思っていました。 成長する過程で父の背中をいつの間にか追いかけていて、自分の将来を考えたときに父がやっている仕事は誰かがやらなきゃいけない仕事だし、本当に頼られる誇りのある仕事だと思い始めました。そして俺も父のような