かつて、大晦日のテレビ番組はNHK紅白歌合戦の一人勝ちだった。1963(昭和38)年には、最高視聴率81.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。平成に入り、数字は下降しているが、それでも昨年も44.5%で、年間最高視聴率をマークした。一方で、民放各局も手をこまねいて見ているわけにはいかない。民放テレビ局関係者が話す。 「昔であれば、『大晦日=紅白』のイメージが強く、民放は半ば諦め気味で裏番組を編成していた。しかし、ここ数年はダウンタウンの『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)が好調。昨年は、19.8%(第1部)と20%まであと一歩という同シリーズ最高の数字を獲った。 そのため、NHKも必死です。以前のように、黙っていても紅白にチャンネルを合わせてくれるわけではないとわかっているので、さまざまなサプライズを用意しようとしています。今年の紅白では、ギリギリまで中森明菜の復帰出演を打
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