弘前大学の社会言語学研究室が発信するウェブサイト「減災のための『やさしい日本語』」が1月17日、閉鎖する。 サイトでは「やさしい日本語」のパンフレットがダウンロード可能 「やさしい日本語」は、表現や文の構造を簡単にし、外国人にも分かりやすくした日本語のこと。同サイトは、方言や言語を研究する佐藤和之教授とゼミ生らが1995(平成7)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけにネットで発信しようと公開した。 サイトには「やさしい日本語」のパンフレットやゼミ生らの研究論文のほか、災害発生から求められる生活情報の用語約7600語をまとめた辞典などを公開している。佐藤教授は「やさしい日本語」の研究で2000(平成12)年、消防庁長官賞と村尾学術奨励賞を受賞した。 サイトの閉鎖は1年前から告知していたという。「発信当初から当サイトは外国人と外国人を助けようとする日本のみなさんを対象にしていた。私