桑子 「昭和63年から翌年にかけて、幼い女の子4人を誘拐、殺害し、社会を震撼させた、宮崎勤元死刑囚。 最初に事件を起こしたのが、30年前の今日(22日)でした。」 有馬 「その後も、子どもを狙った凄惨な事件が繰り返されてきました。 なぜ犯行が相次ぐのか。 今回、番組では、幼い子どもを狙った性犯罪の加害者を取材しました。 その心の闇に迫ります。」
将来を期待された若手歌人でした。 “今日も雑務で明日も雑務だろうけど 朝になったら出かけてゆくよ” “非正規の友よ、負けるな僕はただ 書類の整理ばかりしている” 歌が紡がれた背景には、どのような人生があったのか。 私たちの取材に、萩原さんの母親が手記を寄せてくれました。 萩原慎一郎さんの母の手記 「慎一郎は、中学受験で第一志望校に合格して、部活は大好きな野球部に入った。 しかし、監督から怒鳴られ、おどおどして萎縮している様子を真似して度々からかわれた。 野球部が終わると、必ず通学カバンがゴミ箱、掃除用具入れ、トイレ等に放置された。 『生きている価値がない』『顔が気持ち悪い』というような暴言や暴力が続いた。」 萩原さんの部屋は、今も当時のまま残されています。 いじめで退部を余儀なくされた後、萩原さんはこの部屋で読書に没頭するようになります。 萩原慎一郎さんの母の手記 「そのころ短歌に出会った
現代のスーパーコンピューターでは何千年もかかると言われる極めて複雑な計算を、わずか数時間で解くという、夢の超高速コンピューター「量子コンピューター」の実現に向けて、東京大学のグループが世界的に注目されている「量子テレポーテーション」と呼ばれる現象をめぐり、重要な成果を得たことがわかりました。超高速コンピューターの実現に欠かせない、情報の瞬間移動を無制限に繰り返せるようにする新たな技術の開発の成功で、グループではことしから大規模な計算を精度高く行うための研究を本格化させることにしています。 量子コンピューターの実現に向けて重要な技術の開発に成功したのは、東京大学の古澤明教授のグループです。 量子とは、物質のもとになる原子や光子などのことで、古澤教授はカリフォルニア工科大学の客員研究員だった1998年に、離れている二つの量子の間で情報を瞬時に伝える量子テレポーテーションと呼ばれる現象を起こすこ
愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所3号機で、原子炉に核燃料を入れる作業が24日から始まりました。原子炉に核燃料が入れられると、四国電力が来月下旬を目指す再稼働に向けた準備は最終段階に入ることになります。 伊方原発3号機の原子炉に核燃料を入れる作業は24日午前9時に始まり、原子炉建屋の中にあるプールに保管している157体の核燃料を、作業員がクレーンなどを使って1体ずつ原子炉に入れています。 157体のうち16体は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランとを混ぜた「MOX燃料」です。 伊方原発3号機は、福島第一原発の事故の翌月に停止したあと、原発事故後に作られた新しい規制基準に去年合格しました。 3号機の原子炉に核燃料を入れるのはおよそ3年2か月ぶりで、作業は1日におよそ40体のペースで進められ、週明けの今月27日に完了する見通しです。 その後、再稼働に向けた準備は最終段階に入り、四
熊本県などで活発な地震活動が続いていることを受けて、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、稼働中の川内原子力発電所について、「不確実性があることも踏まえて評価しており、想定外の事故が起きるとは判断していない」として、今のところ運転を止める必要はないという考えを示しました。 記者会見では、気象庁が今後の活動について正確な予測ができないとしていることから、予防的に止めることはないのかと質問が出されました。 これに対し、田中委員長は、川内原発の審査の過程で今回の震源とみられる布田川・日奈久断層帯の地震を含め、不確実性があることも踏まえて評価しているとして、「川内原発で想定外の事故が起きるとは判断していない」と述べ、今のところ、川内原発の運転を止める必要はないという考えを示しました。 今後の地震対応については、「法律上、安全上、懸念がある場合は止めることができるが、今のところ科学的根拠がない。大きな
福島第一原子力発電所の事故を巡る東京電力の勝俣恒久元会長ら旧経営陣3人の強制起訴について、検察官役の指定弁護士が記者会見を行い、26日は手続きを取らず、週明けの月曜日、今月29日に業務上過失致死傷の罪で強制起訴することを明らかにしました。裁判で3人は無罪を主張するとみられ、原発事故を防げなかったことが罪に当たるかどうかが初めて法廷で争われることになります。 強制起訴について、浪江町から避難し、今は郡山市で暮らしている68歳の男性は、「誰も責任を取らないのはおかしいと思っている。個人を責めるつもりはないが、誰かは責任を取らなくてはならないので、責任の所在をはっきりしてもらい、補償問題などにもきちんと対応してもらいたい」と話していました。 楢葉町の住民が暮らす、いわき市の仮設住宅で、夫婦で避難を続ける74歳の男性は、「それまで原発は安全だと言っていたのに実際は安全ではなかった。今まで事故の責任
日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが乗り組んだロシアの宇宙船「ソユーズ」が、日本時間の11日午後10時10分すぎ、中央アジア・カザフスタンの平原に着陸し、国際宇宙ステーションから無事、地球に帰還しました。JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、油井さんの健康状態は良好だということです。 元航空自衛隊のパイロットで、日本人10人目の宇宙飛行士、油井亀美也さんは、ことし7月から国際宇宙ステーションに滞在し、8月には日本の宇宙輸送船「こうのとり5号機」をロボットアームでキャッチするなど、重要な任務をこなしてきました。 油井さんはすべての任務を終了し、日本時間の午後3時すぎに、アメリカとロシアの2人の宇宙飛行士とともにロシアの宇宙船「ソユーズ」に乗り込みました。 「ソユーズ」は日本時間の午後6時49分、宇宙ステーションを離れ、午後9時24分、大気圏突入に向けた飛行に移りました。そして午後9時
さまざまな分野で活用が進むと期待されているロボットが誤って事故を起こし、人に危害を加えてしまった場合、誰が責任を負うべきなのか。このテーマについて模擬裁判を通じて考えようというイベントが、4日、東京で開かれました。 模擬裁判は、ロボットの研究を進めているNEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構が東京・江東区で開催している「国際ロボット展」の会場で開きました。 裁判の想定は、被災地でがれきの処理に当たっていた無人の自動ロボットが横転、近くにいた人が下敷きになって死亡し、遺族がメーカーに損害賠償を求めたというものです。 この中で、被告のメーカー側は「ロボットは人が近くにいない環境で使うことを前提に製造されたもので、ロボットに近づかなければ事故は起きなかった」と責任を否定しました。 遺族側はこれに反論し、「人がロボットに近づくことは設計段階で想定できたはずであって、安全対策が不十分、メ
手作りのロボットを使って技術やアイデアを競い合う「全国高等専門学校ロボットコンテスト」が22日、東京・両国の国技館で開かれ、「奈良工業高専」が初優勝しました。 全国高等専門学校連合会やNHKなどが毎年、開いている全国高専ロボコンには、地区予選を勝ち抜いた25校が出場しました。 ことしのテーマは、「輪花繚乱」と名付けられた輪投げ合戦で、太さや高さの異なる9本のポールに、ホースでできた輪を入れ終わるまでの速さや点数を競います。速く入れるために3つの輪を同時に放つタイプや、相手チームのディフェンスをかわすため、輪を高く打ち上げて投げ入れるタイプなど、ユニークなロボットが次々に登場し、白熱した攻防を繰り広げました。 決勝は「奈良工業高専」と、香川県の「香川高専高松キャンパス」の対戦となり、大きな輪で一気に勝負を決めた「奈良工業高専」が初優勝し、最も優れたアイデアを出したチームに贈られるロボコン
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」を巡り原子力規制委員会は、今の日本原子力研究開発機構に運転を任せるのは不適当だとして、原子力機構に代わる運営主体を明示するよう文部科学大臣に異例の勧告をすることを決めました。 原子力規制委員会の田中俊一委員長は会見で「納得できるような改善が見られないということがいちばん大きかった。勧告をせずに進めるのが望ましいと思っていたが、理事長の話などを聞き、安心して任せるわけにいかないと判断し、勧告を出すことを決めた」と述べました。 今回異例の勧告に踏み切ることになった理由については、4日の原子力規制委員会で田中俊一委員長は「日本原子力研究開発機構はもんじゅを運転していない状態での保安措置が適切にできておらず、運転するための基本的な能力を持っているとは認めがたい。これは、これまでの長期的な経緯を踏まえた判断だ」としています。そのうえで、もんじゅの特殊性にも触れ、「
東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流れ出すのを抑えるため、護岸を鉄の壁で囲う「遮水壁」と呼ばれる設備が26日完成し、事故から4年半余りたって汚染水の海への流出対策は大きな節目を迎えました。 福島第一原発では毎日400トンの地下水が敷地から海に流れ出していて、一部は原子炉建屋の周辺など汚染された場所を通るため、海を汚染する原因の一つと指摘されています。このため東京電力は、事故の翌年(平成24年)から護岸沿いの地中に深さ30メートル、全長780メートルにわたって鋼鉄製の壁を設け、汚染された地下水をせき止める「遮水壁」の建設を進めてきました。 これまでに鋼鉄のパイプおよそ600本が並べて地中に打ち込まれていて、26日午前、パイプの隙間をセメントで埋める作業が終わり、遮水壁が完成したということです。 遮水壁でせき止めた地下水はポンプでくみ上げ、浄化して海に流す計画で、東京電力
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