[ロンドン 28日 ロイター] 英医学研究協議会(MRC)の認知科学・脳科学部門の研究者が、冗談に対する人間の脳の反応プロセスが研究により明らかになったと発表した。これを受け、植物状態の患者が肯定的感情を持っているかどうか判断できる可能性が出てきた。 専門誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに28日発表された研究では、調査チームは機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用い、普通の文章を聞いた場合とだじゃれを含む楽しい冗談を聞いた場合に正常な人の脳がどのように反応するかを調べた。 健康なボランティア12人の脳を調査した結果、冗談を聞いたときに脳の報酬領域が活発化することが分かったほか、参加者がどの程度その冗談をおもしろく思うかに比例して反応も強まったという。 調査を共同で率いたマット・デイビス氏は、だじゃれが使われた冗談では、そうでないものに比べて言語を処理する領域が活発化したと指摘。「冗談や
![英科学者が冗談に対する脳の反応研究、植物状態患者の感情理解に道](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2914cd2c0f78f46b292bd28807a3d32e34425ee1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs1.reutersmedia.net%2Fresources_v2%2Fimages%2Frcom-default.png%3Fw%3D800)