トランプ大統領誕生で「強い米国」が復活 2016年11月の米大統領選に向けた共和党の指名争いで、支持率トップを維持する不動産王、ドナルド・トランプ氏の言動に安倍晋三政権が熱視線を送っている。オバマ政権が海洋進出や威圧的外交を進める中国に融和的なのとは対照的に、トランプ氏は「強い米国」の復活を提唱。「中国は米国民が飢え死にすることを望んでいる」と対中強硬姿勢を鮮明にしているからだ。数々の暴言には批判も多いトランプ氏だが、大統領選に勝利して世界最強の米軍最高司令官に就けば、アジアの安全保障環境にも影響をもたらすのは必至。さらに、トランプ氏は日本に対しても厳しい人物として知られている。トランプ大統領は日本の救世主となるのか、それとも破壊者となるのか。 「私ならば夕食会は開かず、ハンバーガーを出す」。トランプ氏は、中国の習近平国家主席の訪米を「国賓」として厚遇するオバマ大統領をこう批判し、超大国と
![“トランプ米国大統領”は、日本の敵なのか、味方なのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1ef54994b2d5b35588d52c18500a6ecb70dfe686/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2Fc%2F1200wm%2Fimg_acc85b0ad468005b903a8fde99a83bc155912.jpg)