構造化するウェブ 岡嶋裕史著「構造化するウェブ」を読了。ブルーバックスなんて買ったの、ホント久しぶりのことです。しばらく前にタイトルが気になって八重洲ブックセンターで購入、そのまま机の片隅に積まれたままだった一冊。ウェブがどこから来て、どこへ行くのか、過去から未来へと紡がれるウェブの進化の系譜を、技術に基づいてできるだけ平易に解説ってことなんですが……その割にはウェブの捉え方に偏りが感じられてしまいました。タイトルにある通り、一貫しているのは構造化の意義とそれが過去・現在・未来のウェブにいかなるインパクトをもたらしてきた/もたらすか、という内容であって、それ以外の視点からの評価・分析には乏しいです。構造化という視点だけでウェブ全体を語れるものではないと思いますし。もっとも、これはブルーバックスというコンパクトな書籍の形態上、致し方なかったのかもしれませんが。 疎結合とか密結合、それにSOA