すでに旧聞に属するが、Ubuntu Linuxの創始者で英カノニカルのマーク・シャトルワース氏が大胆な宣言を行い、オープンソース界にちょっとした波紋を呼んだ。2008年7月22日、米国で開催中だった「O'Reilly Open Source Convention」の講演でシャトルワース氏は、オープンソース開発者を前にして、今後2年程度でLinuxのデスクトップ環境をMacを超える“芸術品”にしようではないかと呼びかけた。eWEEKのダリル・タフト氏が伝えるところによれば、「ただ真似をするだけではなく、アップルを抜き去ることが、われわれにできるだろうか?」と挑発的な問いかけをしたという。 以下の原稿では、デスクトップLinuxを巡る7つの話題を取り上げたい。 話題1:OSSの開発スタイルはデスクトップ開発に向かない? 一般にオープンソースによる開発スタイルでは、特定領域の急激な進化は起こりづ
文:Rafe Needleman(Webware) 翻訳校正:矢倉美登里、福岡洋一 2008-04-04 17:00 米国時間3月26日にブログで中継した製品ロードマップに関する会議の終了後、Mozillaの研究部門であるMozilla LabsのバイスプレジデントChris Beard氏にインタビューした。Beard氏は、「Firefox 3」には搭載されないが、同氏の思うように事が運べば「Firefox 4」に搭載される機能に取り組んでいる。 ブラウザは進化する必要がある、というのがBeard氏の持論だ。ブラウザの概念はこの10年間基本的に変化しておらず、いまも独立したソフトウェアのままだとBeard氏は言う。Mozilla Labsはブラウザの境界線をあいまいにしてPCとの統合を進めると同時に、ウェブサービスとの連携を強化しようとしている。こうした拡張が行われれば、ブラウザはあらゆる
2007/03/02 米アドビ システムズが開発中のミニアプリケーション実行環境「Apollo」が注目を集めている。AjaxやFlash、PDFなどのテクノロジを使ってオフラインでも動作可能なデスクトップアプリケーションを開発する技術で、「Web 2.0をデスクトップに統合する」との指摘もある。日本でApolloを担当するアドビ システムズのプロダクト&セールスエンジニアリング部 プロダクトスペシャリスト 太田禎一氏は「Apolloを使うことで、Webのスピード感でデスクトップアプリケーションを作れる」と説明する。 Web技術の脱ブラウザを実現 Apolloはランタイム(実行環境)をクライアントPCにインストールし、対応アプリケーションを稼働させる。AjaxやFlash、PDFなどWebと親和性が高い技術を使いながら、ローカルディスクへアクセスできたり、オフラインでも利用できるなど「Web
Googleは、ウェブブラウザの機能を拡張する技術「Google Gears」の提供を開始する。ネットワークにつながっていないPCでもブラウザ上でウェブアプリケーションが使えるようにするもの。第一弾として、5月31日にフィードリーダー「Google Reader」をGoogle Gearsに対応させる。 Google GearsはJavaScriptを利用して、オフラインでもブラウザ上でウェブアプリケーションが動作できるようにしたもの。仕様はオープンソースで公開し、第三者が無料で利用できるようにする。 Googleはブラウザ上でワープロ文書や表計算シートが作成できる「Google Docs & Spreadsheets」など、これまでに多くのウェブアプリケーションを無料で提供してきた。ただ、これらのサービスはネットワークに接続していないと利用できないという大きな弱点があった。Google
MicrosoftのチーフソフトウェアアーキテクトであるRay Ozzie氏は極端な物の見方をしたり、突飛な物言いをしたりする人物ではない。しかし、頑固に1つのことを確信している。ソフトウェアとオンラインサービスの組み合わせこそが次に来るものだ。 そして、現在までのOzzie氏の主張は、この産業にソフトウェアからサービスへの破壊的シフトが起こっていることが証明されつつあるということだ。 デスクトップソフトウェアの巨人であるAdobe Systemsはどんどんオンラインサービスを導入している。Amazon.comやeBayのようなウェブ企業でさえ、ガジェットやアプレットなどのデスクトップサービスを作り上げ、ウェブサービスを補完している。 Microsoftをけなす人たちは、同社が店舗販売用の大量生産ソフトウェア事業に執着してきたため、広告ベースのウェブソフトウェアの開発が後手に回っていると言
Adobe Systemsは、ウェブとデスクトップPCとの違いを意識させないようなソフトウェアの開発に取り組んでいる。 Adobeは現在「Apollo」というプロジェクトを進めているが、この技術を使えばFlash向けに書かれたアプリケーションがブラウザがなくても動かせるようになると、同社のKevin Lynch氏(チーフソフトウェアアーキテクト兼シニアバイスプレジデント、プラットフォーム事業部担当)がCNET News.comに明らかにした。 Apolloは、来年はじめに無料ダウンロードとして公開される。Lynch氏によると、このソフトウェアの狙いは、現在のウェブアプリケーションが抱えるいくつかの制限を克服することにあるという。Flashベースのプログラムはいまのところ、ブラウザがなければ動かせない。それに対し、Apolloはクライアントベースのソフトウェアで、ネットに接続していない時にも
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