「SNSを中心に、ソーシャルコンピューティングを提供する事業者がプラットフォームをオープン化し、他のサービスと連携して新たな価値を作り出すという方向に急速に変化しつつある」と語るのは、野村総合研究所の情報技術本部で技術調査部の主任研究員を務める亀津敦氏。 11月19日に東京・有楽町で開催された「NRI ITロードマップセミナー AUTUMN 2008」に登壇した同氏は、Web2.0の進化に伴って、商品レビューやニュース共有、動画や音楽、画像共有、ミニブログなど、膨大なソーシャルメディアやソーシャルアプリケーションが登場し、利用者はどれを選んで使えばいいのか混乱している状況を指摘。そんな中、機能の囲い込みからオープン化することで、利用を急増させた典型的な例がFacebookだと説明する。 Facebookは2007年5月に、サードパーティのソフトベンダーが作ったWebアプリケーションが利用で