予定をすべて変更し、明け方に読んだこの論文を紹介する。 ■普遍的価値の擁護者としての「極右」―― リベラリズムのアイロニー 吉田徹 http://synodos.jp/politics/1745 実にどうも、私がこれまでこのブログでさまざまな事例を紹介し、「こういう問題があるよね???」と示しつつ、まとめられなかった思想的課題が、びしっと普遍化・理論化されてまとまっているのです。 実にどうも膝を打った。武藤敬司のシャイニング・ウィザード乱発なみに膝を打った。 「極右」というと、いまだに、スキンヘッドで部屋にナチスのハーケン・クロイツを掲げた愚連隊崩れという・・・ナチスだった経験を持つ年老いたファシストの集まりといった認識・・・こうした描写はまったく間違いだというわけではないが、もはや「ファシスト」や「ネオナチ」といった形容詞でもって極右を語るのは、ミスリーディングという以上に、間違いに近い