■スマートフォン 2010年度の市場は705万台となった。ソフトバンクモバイルが販売するアップルジャパンの「iPhone」がほぼ独占する市場にNTTドコモが4月にソニー・エリクソン製の「Xperia」を発売、これを契機に市場が大きく伸びている。 スマートフォンはデータARPU(一契約当たりの月間売上高)の増加に寄与することから携帯電話キャリアはユーザーがフィーチャーフォンより安価に購入できるよう端末割引制度を開始しており、積極的な販売を進めている。また、スマートフォンはフィーチャーフォンにしかなかったワンセグやおサイフケータイなどの機能の搭載、非タッチパネル式やスライド式、フルキーボード等、多様なラインアップ、パケット定額制料金の値下げ、LTE(long term evolution:携帯電話の高速データ通信規格の一つ)やWiMAX対応による高速化が見込まれ、端末及びサービス面で魅力度が増