宇都宮大の学生らが、ギョーザ風味の炊き込みご飯「餃子(ぎょうざ)めし」を宇都宮市と共同で開発した。「餃子のまち」ならではの一風変わった料理だが、生活習慣病予防に役立つ栄養のバランスを熟慮したヘルシーレシピ。家庭で手軽に調理できる利点もあり、新たな健康メニューとして普及を目指す。 (磯谷佳宏) 市が実施した昨年の調査で、二十代から六十代男性の肥満の割合が26・7%に上り、目標値の17%以下を大幅に上回った。肥満は生活習慣病の危険因子となるため、栄養のバランスが取れた家庭料理を提案しようと、五月から宇大との共同研究に乗り出した。 宇大教育学部の大森玲子准教授(食品機能学)と研究室所属の学生はメニューを思案。中心となった同学部四年の今田綾乃さん(21)は、地元名物のギョーザに着目、「今までと違ったギョーザの楽しみ方はないか」。身近なギョーザを炊き込みご飯として味わう「餃子めしがいい」。独創的なア