学校でのいじめが原因で登校できなくなったとして、東京都あきる野市立小学校3年の男児(8)が、同級生の男児1人を相手取り、慰謝料など約140万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁立川支部に起こした。 提訴は昨年12月10日。 原告代理人を務める男児の母親によると、同級生によるいじめは小学1年の頃から始まった。顔を蹴られたり、「死ね」と書かれた紙を手渡されたりし、昨年11月には後ろから押し倒された上、馬乗りになってからかわれた、としている。男児はそれ以降、朝、学校に行けなくなり、放課後、1人で学校で授業を受けているという。 あきる野市教育委員会によると、学校側でもいじめとして認識しているという。同級生への指導をしたり、双方の保護者を引き合わせて謝罪する場を設けたりといった対応をしており、新村紀昭指導担当部長は「学校としてできうる対応は尽くしてきた」と説明する。 母親は「当初は『男の子同士ではある