東京都足立区の路上で4月以降、若い女性が男に尿のような液体をかけられる被害が6件相次いでいることが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は目撃情報などから同一犯の可能性が高いとみて、暴行容疑で男の行方を追っている。 警視庁によると、最初の被害は4月17日午後6時40分ごろに発生。足立区皿沼2丁目の路上を歩いていた20代の女性が、バイクに乗った男に、すれちがいざまにコップのようなものに入った液体を上半身にかけられた。色などから液体は尿とみられる。 その後、5月22日までに、日暮里・舎人ライナーの西新井大師西駅の西側半径約1・5キロ内で同様の事件が5件起きた。いずれも時間帯は午後5~8時台で、被害者は10~20代の女性。男はヘルメットをかぶり、バイクに乗ったまま、無言で女性の顔や上半身めがけて液体をかけて逃げる手口という。 捜査幹部は「目的はわからないが、被害者にとっては大変不愉快な行為。パト