日本政府は、14日にフランス政府がパリで開催する革命記念日の軍事パレードに、陸上自衛隊中央即応集団の隊員4人を派遣することを決めた。海外の軍事パレードに自衛隊単独で参加するのは初めてで、日本の国旗を掲げて行進する。防衛省が明らかにした。 中央即応集団は、アフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)や、フィリピンの台風被害で国際緊急援助隊として派遣された主力部隊。安倍晋三首相が掲げる「積極的平和主義」の象徴として、国際貢献をアピールする狙いがある。 防衛省によると、今年で第1次世界大戦の開戦から100年目を迎えるため、フランス政府が2月に「参戦国をパレードに迎えたい」として防衛省に招待状を送った。小野寺五典防衛相が6月にシンガポールでフランスのルドリアン国防相と会談した際、前向きに検討する意向を伝えていた。