9日の平和宣言で、長崎市長が集団的自衛権について触れたことに対し、自民党の国会議員が自身のブログで「権威が下がる」と批判していることが分かりました。 批判したのは、自民党の土屋正忠衆議院議員です。長崎市の田上市長は9日の平和宣言で、集団的自衛権について「平和の原点が揺らいでいるのではないかという不安と懸念が生まれている」と発言していました。これについて、土屋議員は9日付のブログで「長崎市長は歴史的経験を踏まえた核廃絶について語るから権威がある。集団的自衛権という具体的政治課題に言及すれば権威が下がる」と批判しました。そのうえで、「政治的選択について語りたいなら、長崎市長を辞職して国政に出ることだ」と指摘しました。これに対し、長崎市の田上市長は次のように述べています。 長崎市・田上市長:「今の長崎の思いをしっかり伝えられたかどうかということが、平和宣言を作る時に一番大切なことでもあると思