鎖が外れたシェパードから突進されたチワワが突然死。その責任は――。大阪地裁で6日、愛犬をめぐる異例の訴訟の判決が言い渡された。川畑正文裁判長は「シェパードの飼い主の管理が不十分だった」とし、約60万円の賠償を求めたチワワの飼い主へ22万円を支払うようシェパードの飼い主に命じた。 訴訟を起こしたのはチワワを飼っていた夫婦(堺市在住)。判決によると、チワワを散歩させていた2014年2月7日朝、駐車場でつながれたシェパードの鎖がはずれて路上に飛び出し、チワワに突進。その直後、チワワは急激な興奮による心不全で死んだ。 判決は「チワワは高齢の15歳。体格差のあるシェパードに突進されたのは脅威だった」とし、突進されて心不全になったと判断。数日前もシェパードが逃げ出していたことを踏まえ、管理の不十分さを指摘した。一審にあたる堺簡裁もほぼ同じ判断を示してチワワの葬儀費を含む約20万円の支払いを命じたが、川