幹線道路の歩道で餃子屋のご隠居と話しているとむこうから自転車が猛スピードで迫ってきた。 近所の中学校の女の子で時間がおしているらしくすごいいきおいだった。 夏の陽ざしのなか風をうけたスカートは完全にめくれあがりきれいな太もももパンティーもすがすがしいほどにまる見えだった。 呆然としながらも衝突を回避するご隠居と私にむかって女の子はこうさけびながら接近しそして去っていった。 「いやあああああああああ すけべーーーーーーーー」 突風というか青方偏移と赤方偏移というか、すべては一瞬のうちに過ぎ去ったのだがふと思った。 あのときわれわれはいったいどうすればよかったのだろう。 パンティーの色さえおぼえていないというのに。
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