人間と動物とのまぐわい「獣姦」は、かつて古今東西で日常的に行われていた!? 獣姦マンガ家の栗田勇午氏と性風俗研究家の松沢呉一氏が、稀少な関連書をもとに、その深い歴史とキケンな魅力をひもとく!(※ここで紹介した本の詳細は記事末尾を参照ください) ――動物愛護などが叫ばれる今、多種多様な性的嗜好の中でも「獣姦」のタブー感は群を抜いています。しかし意外なことに、『ヒトはなぜペットを食べないか』にもあるように、かの有名な『南総里見八犬伝』の主人公たちは、人間の姫と飼い犬との間に誕生しているし、ギリシャ神話には最高神ゼウスが白鳥などに化けて美女と交わったエピソードが多数存在するなど、古代では獣姦は神聖なものとしてとらえられていたフシもあります。それどころか、18世紀にマダガスカルを統一したメリナ王国では、獣姦が浄めの儀式として行われていたそうですし。 栗田 まず、そうした獣姦を理解する入門編の本とし