ISO(国際標準化機構)は2007年9月4日、ファイルフォーマット「Office Open XML」を標準として認めるかどうかを決する投票の結果、承認に必要な賛成票が得られなかったと発表した。Office Open XMLは、マイクロソフトが「2007 Office system」で採用した新ファイルフォーマット。情報通信分野の国際標準化団体であるECMA Internationalでは、既に標準として認められている。 投票は、9月2日に締め切られた。参加したのは、ISOおよびIEC(国際電気標準会議)の104カ国のメンバー。ここには、ISOとIECの情報技術関連の合同技術委員会であるJTC1のメンバー41人が含まれる。ISO標準となるには、JTC1のメンバーの3分の2(66.66%)以上の賛成が得られ、反対が全体投票数の4分の1(25%)を下回る必要がある。今回の投票では、JTC1のメン