「トカゲの尻尾切り」などと言われるが、トカゲは尻尾が切られてもまた生えてくる。イモリにいたっては同じ形の手足が生えてくる。人間はなぜそのような再生機能を持っていないのだろうか。言われてみると不思議な話だが、先日、iPS細胞研究の第一人者である京都大学の山中伸弥教授の話を聞いて、目からうろこが落ちる思いだった。 山中氏は、2009年11月23日にNHKが放映した「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」の中で、立花氏のインタビューに答えてこう語ったのである。 「再生能力というのは、がんになるのと紙一重だと思うんです。高い再生能力を持っているということは、同時にがんがすごくできやすいということなんじゃないか。だからどっちをとるかという究極の選択が進化の過程であった。(その結果)やっぱりがんはだめだと…。(中略)再生能力はなくてもなんとかなるが、がんになれば間違いなく死んでしまう。人間
自分の足で買いに行け ライバル社の新商品,悔しいですがナカナカの評判です。開発の現場の第一線から退いたアタシに直接は関係なくても,気になるのはしょうがありませんヤネ。売ってるお店を探して買いに出掛けることになりました。一人で行くのもいいのですが,たまには若い者を誘って,帰りに赤提灯でノミニケーションと,アスパラに声を掛けたんですが,それがウラハラに…。 (続きを読む,2010/01/15) 出戻り御免の転職制度 (2010/01/08) ブレーキはもう要らない (2009/12/28) ご褒美 (2009/12/18) 内なる消耗戦 (2009/12/11) ハイテクより「最テク」 (2009/12/04) 手配師 (2009/11/27) 新聞は自分で買って読め (2009/11/20) 格付け会社 (2009/11/13) 社長の謝り方 (2009/11/06) 止めるルールがない
アポなしで、後任の開発部長が訪ねて来て曰く。「次郎さん、今度の開発、絶対ダメってことが分かったんだが、止められないんだ」。始めのうちは、成功を確信していた開発テーマだったらしいのですが、ライバル会社がそれ以上の新商品を開発し、もう、すぐにも発売するそうな。で、開発の責任者としては、分かり切った負け戦を何とかして止めたいのに、そうはいかない事情がある、そんな相談です。 「何で止められないのさ?」、そう聞くと、「実は、○○専務の肝いりで…」。なるほど、この開発は、当社のスゴウデ専務のアイデアが発端で、専務の実力がある分だけ、周囲も押し切られたというだけの話。そこで辛口ですが、「ライバル社が先行していたのを知ってたんじゃあしょうがねェ、黙っちまったあんた方も問題てェもんだ」と、思わず教育的指導です。 売れないのが分かっているのに、このまま開発を進めるなんて、誰が考えてもナンセンス。しかもこの専務
開発部長が、浮かないような、嬉しいような、変な顔をしています。「どうしたんだィ、部長。変な顔して。一体、何を悩んでるんだィ?」。長い付き合いですから、部長の異変、すぐに分かるのですナ。でも今度ばかりは、困っているのか笑っているのか、変な顔の原因が分かりません。 「次郎さんよ、本当は嬉しいんだよ。イヤイヤ、悲しいんだが…」。わけの分からない言い方です。「いやね、例のA君、引き抜かれそうなんだ。どこかって? ほら、外資系のあの会社。優秀な人材を一本釣りで引き抜く、そう、あの会社なんだ」。A君、我が社でも知らぬ者はいないほど優秀で、人望も厚く、我が社をいずれ背負って立つといっていいほど将来を嘱望されている人材です。「ええっ? 部長、まさか放っておくわけじゃあないだろうナ?」。 アタシも知っているかつての部下、そりゃあ優秀でした。向上心も強く、技術の幅も広いし、とにかく前向き。イヤなことでもサラリ
ライバル社の新商品、悔しいですがナカナカの評判です。開発の現場の第一線から退いたアタシに直接は関係なくても、気になるのはしょうがありませんヤネ。売ってるお店を探して買いに出掛けることになりました。一人で行くのもいいのですが、たまには若い者を誘って、帰りに赤提灯でノミニケーションと、アスパラに声を掛けたんですが、それがウラハラに…。 「次郎さん、そんなものネットで買えばいいじゃないですか。時間のムダですよ」。なんてこった、そう言われちまったんです。 「おいおい、時間のムダだって? 一体、何がムダなんだ。ライバル社の商品がどんな客に売れているのか、お店の店員さんがどのように売っているのか、それを見に行こうてェのが、ええっ、何がムダなんだよォ!」。大人げなく思わず大きな声を出しちまいました。アスパラ、ビックリしてましたが、要は、実態を知ることが大切てェことですよ。 昔のことを思い出しました。売れ
<携帯ストラップ>自衛隊売店で「回天」「桜花」 「不謹慎」販売中止 2010年1月20日(水)18:00 太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。【渡辺暢】 ◇人間魚雷・爆弾…ネットに批判続出 販売元の「シップス」(神奈川県大和市)などによると、ストラップは戦闘機の零戦など旧日本軍兵器にキューピーの顔をあしらった「旧軍コレクション」シリーズの一つで自衛隊基地の売店で1個500円で昨年秋ごろから販売。回天キューピーは「大日本帝国海軍」の帽子をかぶっている。自衛隊関係者以外も購入可能で、通信販売していた売店もあった。 回天は、魚雷を人間が搭乗できるように改造し、敵艦艇に突入して自爆する特攻兵
日本の環境対応車(エコカー)補助金制度が、日米経済摩擦の火種になってきた。 米国車が1台も対象になっていなかったためで、米議会は近く、日本と韓国の自動車市場の貿易障壁について公聴会を開く。 背景には11月の中間選挙を控えた保護主義圧力の高まりがある。日本政府は米国車が対象となりやすくなる制度の見直し策を公表したが、問題が収束するかは不透明だ。 ◆保護主義の流れ◆ 「見直しは歓迎する。しかし、閉鎖的な市場には、今一度、積極的に焦点を当てなければならない」 日本が補助金対象の条件を緩和する措置を発表した19日、声明を発表した米下院歳入委員会・貿易小委員会のサンダー・レビン小委員長は厳しい姿勢を崩さなかった。日本の見直し策の内容を精査するため、21日の公聴会は日程を延期して開催する予定となった。 米国の景気回復は足取りが重く、失業率は10月から3か月連続で10%に達している。とりわけ、自動車など
2010年1月20日 田中 宇 この記事は「中華文明と欧米文明は衝突するか」(田中宇プラス)の続きです。 1月12日、米国に本社を置くインターネット検索サイトであるグーグルが、中国語サイト(google.cn)で行っていた自己検閲を解除すると発表した。中国政府は、治安維持や社会安定の目的で国内のインターネット利用を規制しており、民主化運動やポルノなど、規制に沿わない内容の中国内外のウェブサイトは、接続プロバイダに設置された国策ファイアーウォール(長城防火)で遮断され、見られないようにしてある。グーグルは、2006年に中国語版を立ち上げた際、中国政府の規制を逸脱しないと宣言し、中国語版の検索結果の一覧に民主化運動やポルノなどのコンテンツが表示されないよう、自己検閲のシステムを導入していた。 グーグルは今回、この自己検閲システムを解除した。その理由は、昨年末、グーグルのサーバーが中国から組織的
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