飼育者が持ち寄ったジャンボウサギの毛並みの状態を確認する審査員=秋田県大仙市で2023年10月29日、工藤哲撮影 「秋田犬」「比内地鶏」と並ぶ秋田県固有の動物「ジャンボウサギ」の美しさや大きさを競う「第36回全国ジャンボうさぎフェスティバル」が、同県大仙市であった。今年は品評会に合わせて初めてウサギの競りを実施。県外からも参加者が訪れ、一部は最低価格の3倍の値を付けるなどジャンボウサギへの関心の高さを裏付けた。 フェスは、日本一の大きさを誇るウサギ「秋田改良種」の保存や改良を奨励するため開催されてきた。今年は10月下旬に開かれ、体重や体長など9部門に秋田、青森、福島、栃木、大阪、石川の6府県から計59羽が出品された。毛並みや体の大きさ、バランスなどを審査員が見極めた。 性別不問の「ジャンボ級」では体長56センチ、体重8・3キロの「べにさやか号」(雌)が名誉賞に選ばれた。飼育してきた大仙市の