香港や台湾、中国などからの観光客が沖縄県内の名所や観光施設に結婚衣装姿で現れ、許可なく記念写真を撮って数分で去る「ゲリラ撮影」が約3年前から問題となっている。ほかの観光客の迷惑になるだけでなく、リゾート地としてのイメージダウンや、料金を取って撮影を許可している施設の営業妨害にもなっているとして、沖縄リゾートウェディング協会が今秋にも、カメラマン向けのマニュアルを作ってマナー意識向上を呼び掛ける。協会員からは、条例による規制が必要ではないかとの声も上がっている。(政経部・平島夏実) ゲリラ撮影は、プロのカメラマンや美容師を同行させる点で一般観光客の個人的な撮影と異なる。同協会によると、新郎新婦は車内や公共トイレで自前の結婚衣装に着替え、時にスニーカーを履いて目当ての撮影スポットに現れる。カメラマンは出身地から同行する場合と県内で落ち合う場合があるが最近は親族とみられる人がカメラを構えるケース