6月某日、ボクの家に「人の財布」が届きました。でも、実際に誰かの財布が届いたわけではありません。「現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出すクリエイター集団」をうたう第四境界が販売している謎解きゲームのためのアイテムです。 この財布の中には、架空の持ち主につながる様々なものが残されています。それは封筒だったり、あるいは学生証だったり……それらの情報を元に、プレイヤーは持ち主に迫っていくことになります。 ただ、そこに書かれている情報だけでは足りません。ネット上で情報を探すことも必要になってきます。 詳しくは漫画を読んでほしいのですが、面白いのはメールなどで架空の関係者とコミュニケーションをとる必要があること。こうしたやり取りが謎解きに加わることで、リアリティーや没入感がかなり増したように感じました。 このように現実と物語の世界が交わるゲームのことを「ARG(代替現実ゲーム)」と呼んだりするそ
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