手軽にデータを持ち運べるUSBメモリ。公私ともにその利用は日常化しているが、便利な反面、情報漏えいの危険性が声高に叫ばれる昨今だ。対策として、暗号化機能付きUSBメモリを購入したいところだが、なにしろ高い。そんな課題を一挙に解決するかもしれない製品が、先ごろ、アルプスシステムインテグレーション株式会社(以下、ALSI)より発売された。汎用USBメモリを簡単に暗号化USBメモリに変換できる「InterSafe SecureDevice(以下、SecureDevice)」である。今回、製品に触れる機会を得たので、使用感などを紹介したい。 ■USBメモリを取り巻く危険性 機密情報をコピーしたUSBメモリの紛失・盗難、自宅への不正な持ち帰り、Winny経由の情報流出――と、USBメモリを取り巻く環境は危険に満ちている。最近ではUSBメモリを媒介するウイルスも多数報告されており、「自宅で感染、会社に
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オーストリアを拠点として活動しており、国際的に権威のある独立系のウイルスソフトテスト機関「AV-Comparatives」によるウイルス対策ソフト性能テストの結果ランキング2009年8月版が発表されました。 今回のランキングは、世界的にある程度の知名度があり、なおかつ高性能と認められた16社のウイルス対策ソフトが対象となっており、各種ウイルス・ワーム・トロイの木馬・バックドア・ボットなどなどを含む合計156万2092種の検体による検出テストを行うというすさまじいものになっています。いわば検出力的に最強のものはどれなのかを選ぶテストである、というわけです。ほかにも、誤検出ランキングやスキャン速度ランキングもあるので、「多く検出できても意味がない、誤検出が少ない方が信頼できる」とか「とにかくスキャン速度が命」というような需要にも応えられるかと思います。 最強のアンチウイルスソフトはどれなのかと
ある企業のシステム管理者から『家庭用のパソコンは,家族と共用しているため子供が勝手にソフトウエアをインストールすることがある。しかし,セキュリティ的にぜい弱性があるものは放置できないので,タイムリーにレベルアップやパッチを適用したい。簡単で手間をかけずに,自分が知らずにインストールされたソフトも含めてぜい弱性の存在を検出するツールはないか』と相談を受けました。 以前のコラムで述べたように,私自身は「自分が使う個人所有パソコンは,できる限り家族とは共有しない」ことを勧めています。しかしその一方で,家族が個々にパソコンを持てば,家庭内にパソコンが増え,継続的に実施しなければならないメンテナンスの手間が増えてしまうことも事実です。パターン・ファイルの最新化やOSのパッチ適用はまだしも,そのパソコンに自分が知らないうちにインストールされた数多くのソフトウエアを含めて,そのぜい弱性を検出することは非
「IT製品、ソースコード開示せよ」…中国が外国企業に要求へ 2008年9月19日(金)03:09 中国政府が外国企業に対し、デジタル家電などの中核となる製品情報を中国当局に開示するよう命じる新制度を2009年5月から導入する方針であることが18日わかった。 対象はICカードやデジタル複写機のほか、薄型テレビなども含まれる可能性がある。開示を拒否すれば、その製品の対中輸出や中国での現地生産、販売が一切禁止される。企業の知的財産が中国企業に流出するおそれがあるほか、デジタル機器の暗号技術が中国側に筒抜けとなる安全保障上の懸念もある。経済産業省や米通商代表部(USTR)などは制度の撤回を強く求める構えで、深刻な通商問題に発展する可能性がある。 中国は、新制度を「ITセキュリティー製品の強制認証制度」と呼んでいる。具体的には、対象となる製品について、デジタル家電などを制御するソフトウエアの設計図で
コンピューターウイルスの被害が後を絶たない現在では、ウイルス対策ソフト(セキュリティ対策ソフト)の利用は不可欠だ。ユーザーにとって気になるのは、現在利用している対策ソフトや、今後利用しようと思っている対策ソフトの「実力」。ウイルスの検出率やパフォーマンスについて知りたいユーザーは多いはず。そこで、実際に行ったテストの結果を基に、その疑問に答えよう。 目次
組織化された犯罪者たちは,日々,ソフトウエアやシステムのぜい弱性を探し, あの手この手でユーザーやシステムを狙ってくる。ユーザーは犯罪者の手口を見破 り,対策を打つ自己防衛の力を養わなければならない。コンピュータやネットワー クの奥を知り尽くした正義のハッカー「ホワイトハッカー」が,コンピュータ・セ キュリティの深層を解説する。 【ハッカー】 一般に,コンピュータやネットワークに対して深い技術知識 を持ち,技術的な探究心が旺盛な人を指す。 OSの挙動を調べるために,何時間 もかけてソース・コードを読破してプログラミング技術などを磨く。 ボット,スパイウエア,標的型攻撃--。攻撃者の目的が自己顕示欲から金銭を得ることに変わる過程で,ユーザーやウイルス対策ソフトから発見されないようにするテクニックがマルウエアに追加されるようになった。それがルートキットだ。目に見えぬルートキットの恐怖を第一線で
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