米連邦捜査局(FBI)などは6日、北朝鮮のハッカーが昨年5月以降、医療機関を狙って身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」を使ったサイバー攻撃を仕掛けていると警告を出した。被害件数など詳細は明らかにしていないが「長期間にわたり医療サービス停止に追い込まれたケースもある」と指摘した。 北朝鮮ハッカーが使っているのは「マウイ・ランサムウエア」と呼ばれるウイルス。医療機関の電子カルテなどのデータが暗号化されたといい、復元する代わりに身代金を要求したとみられる。 FBIなどは「北朝鮮のハッカーたちは、医療機関が人の命と健康に関わる業務を行っているため、身代金の支払いに応じると考えている」と分析。今後も攻撃対象として医療機関を狙い続ける可能性が高いとして、ソフトウエアを最新版に更新するなど対策を取るよう呼びかけた。(共同)
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