Cloud Native Computing Foundation(CNCF)は2023年1月、「クラウドネイティブ成熟度モデル」のドキュメントをWebサイトで公開した。 これは、CNCFのCartografosワーキンググループが2021年から整備を進めてきたもの。組織におけるクラウドネイティブの取り組みの成熟度を5つのレベル(ステージ)に分けて示し、各段階で具体的に何をすべきかを示すガイド文書だ。テクノロジーをカバーしているのはもちろんのこと、人(組織)、プロセス、ポリシー、ビジネス上の成果(ビジネスアウトカム)の側面からも、やるべきことを示している。 各組織はこのモデルを参照することで、自らのクラウドネイティブに向けた取り組みがどのレベルに達しているかが分かる。そして、現時点で足りていないことは何か、次に取り組むべきことは何かを知ることができる。 本連載では、このドキュメントの内容を