先日、実家に帰った際に亡くなった祖父の残した戦争時の手記を父が書き起こしたものを見せてもらいました。父がその手記をまとめた時に私はまだ小学生で、全く興味を持たなかったんですが、今見てみるととても面白く、手記の主人公である「俺(祖父)」(昭和十六年当時二十八歳)に感情移入して一気に読み終えてしまいました。 内容は祖父が戦争で大活躍をするわけでもなければ映画で描かれるような戦場に居合わせるわけでもありませんが、(だからこそ孫である私が存在しているわけですが)現地の意外といい加減な雰囲気や食べ物の美味さや匂い、仲間との失敗談などがとても身近に感じられ、それと同時に戦争時の過酷な状況にも驚きました。 祖父は筆まめな人で戦争から戻ってからこれを書いたそうですが、元々他人に見せるものではなかったのか、今読んでも軽い文体で読み易く、このまま消えてしまうのは勿体無いので、たいした量ではないんですが、少しず
結婚しようとする日本人カップルは、婚姻届でどちらの姓を選ぶのか記入しなければならない。日本では民法750条によって夫婦が同姓となることが義務づけられているからだ。当たり前のように思える夫婦同姓だが、世界では日本だけとなり、国連からは何度も是正勧告が出されている。 これに対し、選択制夫婦別姓の実現を目指す動きが今年に入って活発化している。1月には、ソフトウェア企業「サイボウズ」の社長、青野慶久氏ら4人が戸籍法上の問題を指摘して、東京地裁に提訴。5月にも、事実婚をしている7人が、別姓の婚姻届が受理されないのは「信条」の差別にあたるとして、東京地裁と立川支部、広島地裁の3カ所で同時に提訴した。こうした訴訟の原告は、いずれも自らの姓を選びたいと願っている人たちだ。 原告の1人、青野氏は2001年に法律婚をした際、妻の姓を選び、仕事では旧姓の「青野」を使用してきた。しかし、証券口座の名字を変えたこと
日比谷公園近くのブラジル料理店でランチをとるのは、外務省の中南米局長を務める中前隆博さん(57)です。 食べているのはメインの肉料理と、つけあわせのブラジルのおふくろの味、「フェジョン」。セットで700円です。 「フェジョン」は、いんげん豆などを塩やスパイスで煮込んだシチューのような料理で、ブラジルの食卓に欠かせない1品だそうです。 在ブラジル日本大使館で公使をしていたころ、3日に1度は食べていた思い出の味です。 「豆の甘みが塩でひきたてられていて、かつスパイシー。ごはんによく合うし、くせになる味。赴任当時のいろんなことを思い出す」 およそ190万人という世界最大の日系人社会があるブラジル。しかし、世代交代が進み、日本に対する認識や理解は年々希薄になっているとも。そんな中、日本とのつながりの深さを感じたエピソードを教えてくれました。 おととし9月、広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たし
中曽根康弘元首相が27日、100歳の誕生日を迎える。歴代首相では、故東久邇宮稔彦(ひがしくにのみや・なるひこ)元首相の102歳に次ぐ長寿。談話を発表し「来年は新たな元号も始まる。(大正から)4代を生きることに深い感慨を覚える」と喜びを語った。 若手時代に「憲法改正の歌」を作詞するなど、政治家として一貫して自主憲法の制定を目指した。引退後も精力的に活動。「世論の喚起とともに真に国民参加となる憲法の実現を目指し、真剣に取り組むことを期待する」と訴えた。 首相として「戦後政治の総決算」を掲げ、国鉄など3公社の民営化や当時のレーガン米大統領と「ロン・ヤス」と呼び合う関係を築くなど各方面で手腕を発揮。戦後5位の長期政権を築いた。「日本の再興再建のため働くことができたのはこの上ない喜び。政治家は常に歴史法廷に立つ被告人であるとの思いで精励努力を重ねてきた」と振り返った。 長寿の秘訣(ひけつ)は「規則正
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く