安倍晋三首相は、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)が続くなか、夕刊フジの単独インタビューに応じた。多くの貴重な人命を奪い、世界経済を壊した「未知のウイルス」の現状認識から、感染拡大を阻止する「緊急事態宣言」の決意。厳しい批判を受け止めながら、最前線で奮闘する医療従事者らに感謝し、傷ついた国民と企業を救う経済対策の徹底を誓った。米国などが批判を強める中国や世界保健機関(WHO)への対応とは。日本経済復活への道筋と、1年延長された東京五輪・パラリンピックを成功させる思いを明かした。 ◇ --新型コロナウイルスの被害は甚大だ 「まさに『戦後最大の国難』に直面している。世界各国で多数の死者、感染者が出ている。日本でも多くの方々が亡くなった。心からご冥福をお祈りするとともに、ご遺族のみなさまにはお悔やみを申し上げたい。日本経済にも大変な打撃が出ている」 --日本の現状をどうみるか 「都