人工ダイヤモンドの原料となる結晶の製造を手掛けるイーディーピー(EDP)の2023年3月期の税引き利益は、前期比2.2倍の8億4000万円になる見通しだ。人工宝石の市場が拡大しており、今後も半導体向けなど用途の広がりを見込む。藤森直治社長は27日、日経グループのマーケット・経済専門チャンネル「日経CNBC」に出演し「ダイヤモンドは天然から人工への移行が進む」と語った。番組内の発言をまとめた。「産業技術総合研究所の特許技術の独占実施権を持ち、汎用性の高い板状の結晶を大量生産できるのが強みだ。主な顧客は宝石メーカー。メーカーは結晶を成長させて研磨し宝石商品にする」